とにかく文章が心地良い。リズミカルで、思わず声に出したくなるような中毒性ある文体です。そんな文章から鮮やかな色合いの場面場面がクッキリと浮かぶ。全体にクールな文体だけど、カッコいい。そして…どうしようもなく食欲をそそる。これは真似しようとしても絶対無理だろうな…と思いながら、3回ほど繰り返して読んでしまいました。あのクールで気持ち良い文章をもっと感じていたくて。
文字からにおいをかぎとったのは私だけではないでしょう。ハムスターが回し車を回すのは走りたい欲求の代替行為とも言います。私がカレーを食べたのは、まさにそれです。
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