イングロリアス・バスターズ

 ザ・洋画! って感じ。(小並感)


 キルビルも見たことないタランティーノ初心者なので、これがどういう立ち位置の作品かわからずにこの作品を語りますがご容赦ください。


 最初はただの戦争映画と思っていたので、個々人の思想や信条は大きく描かれず軍人とか政治家メインの話かな、と思ったらまさかのIF歴史の物語だったとは。

 もっと早く言ってよ、そういうのだったら大好き。

 あとブラピの声、山ちゃん好きだし似合ってるんだけどやっぱり堀内賢雄派としては賢雄さんでも聞いてみたかった。

 映像や吹き替えの質で言えばピカチュウとは比べ物にならんレベルで「一流映画だな」と感じました。

 頭の皮を剥いだりするグロテスクなシーンはおそらくわざとデフォルメチックにしてショックを和らげているのかなと。

(これは次に見たハンニバルを見てつくづく思いました。グロをメインにする気はないという意思表示なんでしょう)


 これを見た時はまだロシアの侵攻が進んでいなかったので、それこそただの戦争映画だという印象でしたが、今振り返ると何事も「事実は小説より奇なり」です。

 現実の方がよっぽど無慈悲で残酷です。


 あえて今の御時世にこれを見ることが出来たのは、ある意味良かったかもしれません。

 戦争がフィクションの出来事ではないのだと再認識できました。



 謎なんですがショシャナ(映画館の女経営者)とバスターズって面識はないけど同じ作戦を実行していたってことで良いんですよね。

 たまたまテロ計画が一致していたなんて偶然とかじゃなくて。

 流れから行くと壮大な計画の一幕だったんでしょうが、そこだけ確信が持てませんでした。普通に考えてそうだよね。

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