名探偵ピカチュウ

 昔から見たかったけど機会を逃していた作品。

 一度金曜ロードショーでもやってたけど見てなかった。


 ポケモン好きだから楽しめたのかもしれないけど、ポケモン知らなきゃ楽しめない要素って特になかったと思うのでポケモンの知識は関係ないかな。

 コイキングがギャラドスに進化するってとこくらいか。でも作中にちょっと説明あったよね。


 あまり吹き替え派とか字幕派とかこだわりはありませんが、正直吹き替えはあまり……な感じ。

 演技というよりは翻訳でしょうか。

 吹き替えと字幕どっちもやって視聴していたのですが、字幕の方がわかりやすく内容が入ってくる。

 元の英語の言い回しがクドいのを表現しているのだとしたら申し訳ないのですが、仮に映画館で字幕無しで見たらところどころ内容が入ってこなかったかな、と思います。


 そのせいもあってか、途中までは「無茶苦茶金のかかったB級映画」を見ているような気分でした。

 でも最後のミュウツーが捕らえられてからのクライマックスはすごくちゃんとしてて、「終わりよければ全てよし」って考え方は大切です。すごく良い映画見たような感覚になったもの。


 あとB級映画感が拭えないのって、色んな要素を詰め込みすぎたからだと思うの。

 別に悪くはないよ、悪くはないんだけど。


・ミステリー

 →ピカチュウの記憶喪失、父親が巻き込まれた事件の真相


・ロマンス

 →ジャーナリストとの恋


・コメディ

 →ピカチュウとのコミカルなやり取り


・アクション

 →VSリザードン、研究施設でのやり取り他


・バトル

 →VSミュウツー


・SF

 →ホログラム映像


・サイエンス

 →ポケモン研究所


・悪の権力者

 →CNM会長がポケモンと人間の融合を計画


・パニック

 →ポケモンと人間の融合計画を実行


・親子愛

 →主人公と父親の確執の解消


・多様性

 →主人公が黒人、刑事が日本人(渡辺謙)など


・どんでん返し

 →社長が黒幕かと思ったら実は会長だった



 あとこれ父親でもあるピカチュウとは通じあえたけど、ポケモン自体とはそんなに仲良くなってないよね。

 トレーナーになる夢が再燃した感じではないし、もし続編があれば元気にトレーナーやってるティムの姿があるのかも。



 ここまで読んでどう思われたかわかりませんが、個人的には面白かったし見て良かったですよ。元より壮大なSF映画を期待していたわけでもなし。

「そうそう、洋画ってこんな感じ」ってのを味わうには適していると思います。

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