#140字小説 7/22投稿分その2 第十三集

ピンチに颯爽と現れるヒーロー。そんな話に憧れた。

え?僕が改造手術を…?生死の境を彷徨った。唯一の生きる術。人造人間になった。

この体は凄い!走れば車より早く、泳げば魚より早く、素手で岩をも打ち砕く。

明日から僕も正義のヒーロー。悪の組織と戦うのだ!…という夢を見たのさ。 #140字小説

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粉を練り足で踏む。子供の体重が丁度良いと手伝った。

暫く寝かせたら粉を打ち麺棒で伸ばし均一の厚さに折り畳む。

トントン…包丁のリズム。

沸騰したお湯で茹でたら即冷水でしめる。

椎茸と豚肉の出汁が良く出たうどん。


他界して十年。成人した俺がふと懐かしく食べたくなる祖母の味。 #140字小説

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「また死んだか。もう一度転生じゃ」

神は言った。

「モフモフ…」

「またそれか」

「もう…もう…モフモフなんて嫌いだああああ!動物怖い!テイマー怖い!異世界怖い!転生怖い!恐い!怖い!」

「うるさい」

「嫌だいやだイヤだ厭だよおおおおおおおお!」

「はよ行け」


…食べられた。 #140字小説

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あるふぁべっとってさ ようするにひらがなみたいなもんじゃん あるふぁべっとにじゅうろくもじ ひらがなよんじゅゆうろくもじ これにだくてんはんだくてんもあるし ようおんそくおんつまりちうさいやとかつもある つまりひらがなのほうがまだまし よくこんなぶんしょうをよむきになれるよね #140字小説

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芸能界。それは光り輝く夢の世界。

アイドルに憧れ幼少から歌と踊りのレッスン。自作のプロモ動画を作成。スカウトがいると噂の街を徘徊。

「君可愛いね。興味ある?」

聞いた事のない芸能事務所の名刺。

きたあぁ!

二つ返事でOK。即日契約書にサイン。そして初仕事…


「じゃあ脱いで。」 #140字小説

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