#140字小説 7/21投稿分その3 第十一集

将来の夢はパン屋さん。

早朝から小麦粉を練る。甘~いクリームを入れオーブンへ。ふんわり良い香り。

朝。隣のお婆ちゃんが。昼。近所のおばさんが。夕。学校帰りの学生が。トレー片手に私のパンを買い並ぶ。

美味しいと評判。大繁盛。店員も増え2号店が出来たわ!

…という夢を見たのよ。 #140字小説

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旧友の突然の来訪。金の無心だった。

パティシエになる為の留学。必要経費50万。あと5万がどうしても工面できない。

「返済はいつでも。だけど成功したら一番に食べさせろよ」


…風の噂で聞いた彼の独立。もう日本に帰って来ない。

2つの約束は果たされていないが、彼の成功だけで十分だ。 #140字小説

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「また死んだか。もう一度転生じゃ」

神は言った。

「モフモフ…」

「またそれか」

「他にモフモフはいませんか?猫とか…」

「ケットシーなら…」

「それ」

「では行け」


…食べられた。


「もう一度転生」

「他にモフモフ。犬とか…」

「フェンリル」

「それ」

「行け」


…食べられた。 #140字小説

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私はカタリィナ・ドエス。恋愛ゲームの悪役令嬢。

目の前にメインキャラのジオ王子。腹黒ドS王子って呼ばれてるわ。

これは破滅フラグ!…回避のため王子の弱点を探るのよ!

遂に見付けた!蛇!蛇が苦手なのよ!

蛇の玩具を…そーれ!投げつけてやったわ!あの驚いた顔w

カタリィナもドS。 #140字小説

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「助さん格さん参りましょう」

水戸の御老公。

何故か常に事件と遭遇。悪い奴は大体友達。背後に悪代官と越後屋。

「この紋所が目に入らぬか!」

一度は威光にひれ伏すも襲い来る敵。チートで悪を粉砕。

お色気とお惚け。

テンプレ?いつもの?それがどうした。

「こういうのでいいんだよ」 #140字小説

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