#140字小説 7/21投稿分 第九集

プロ野球選手になりたかった。

小学から野球を始め中学ではエースで4番。打席に集中するため高校で外野に転向。

それが功奏し春の選抜でチームを優勝に導く大活躍。打点王に輝く。

地元スカウトの目に留まり内々に話が進んだ。

そして遂にプロの道に足を踏み入れた!…という夢を見たのさ。 #140字小説

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「転生させてやる。望みはあるか」

神はそう言った。

「モフモフ…」

「もふもふ?」

「モフモフはいますか?」

「毛の長い動物か。おるぞ。一角ウサギ。ブラッドウルフ。グリズリーベア。ケルベロス…」

「わあモフモフだ!そこ行きたいです!」

「お前の望みを叶えよう」


…食べられた。 #140字小説

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あれは夢だったのか…

特殊清掃で酷く疲れていた。肉体も精神も。道の駅でバスを待っていた筈だが後の記憶がない。独身の俺が自室で寝ているのだから自力で帰ってきたのだろう。

まだ暗い。今は何時か…体を起こそうと身をよじった時、何か冷たく柔らかい物を踏み付けた。

「ママ…ママ…」 #140字小説

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安全第一が基本

倍々に増える感染者

長期化は避けられず

季節が変わっても収束せず

政治の仕事は第一に国民を守る事

権力者の金儲けじゃない

万単位の死者が出てからじゃ遅い

歳寄りだけじゃなく

まだ若い人も死ぬ

だめな対策

まったく支持できない

張って下さい。

。 #140字小説

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気が付けば私は乙女ゲームの悪役令嬢になっていた。

名前はカタリィナ・ドエス。

このままだと私は破滅する!どのルートでもバッドエンド!

脳内会議を開いたわ。死亡ルートを避け、追放に備えて農業を学ぶ!

重い鉄鍬を持って固い地面を耕す。

「あ~もうやってらんない!かったりぃな!」 #140字小説

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