第3話~大好きな君へ~

お泊まりが終わった。

月曜日

結萌への態度が自分でも分かるくらい変わった。


「未空ー」


「ん」


「おはよー」


「おはよ」



君の声いつ聞いても可愛い。




お昼

今日は自分で作ってきたらしい。

卵焼きをくれた。とっておきたいくらい。



「あーんしてあげよっか?」


「ん?」


「口開けて?」



「おいし?」


「めっちゃおいしい」


「よかったぁ」



めっちゃどきどきした。

君の箸で食べさせてくれた、

間接キス記念日、、待って自分めっちゃきもい



「結萌、ポテトいる?」


「ほしい!」


「あーん」



「ポテトうまぁ」




美味しそうに食べるなぁ、あーあ、まだ口いっぱいなのに、押し込んじゃって




「笑笑」


思わず笑った。



「ん?」


「めっちゃ詰め込むやん」


「いつもやで?」




今まで意識してなかった。君がご飯食べてるとことか、声可愛いとか、

好きな人が隣にいるってこんなにも意識しちゃうんだ。

君は可愛くて優しくて完璧。それは前から分かってた。けど、、

君が他の子と喋ってるとき、嫉妬して、僕のなのにって思っちゃって

結萌を好きになってから、おかしいくらい君に 依存してる。



「未空?」


「あ、ごめんぼーっとしてた」


「そいえばさ、好きな人いるっていったじゃん」


「あー、言ってたね」


「うん」


「どしたの?」


「okもらえた」




そっか、

僕が知らない間に君は、、、成長した。




発表とかも恥ずかしがってたのに、

一人で言えたんだ。

よく頑張ったね。結萌。



けど、僕の恋は、これで終わった。

一瞬だったな。




「結萌」


「ん?」


「よく頑張ったね」


「なんで?」


「恥ずかしがり屋」


「それ言っちゃだめ」


「言えたんだ」


「うん」


「おいで」




泣きそうになったから抱きしめた。

君の匂い。僕はこの匂いが大好きだ。

君の体温。君はいつもあったかい。

今までにないくらい僕は君を長く強く抱きしめた。






見てくれてありがとう。

次回 4話お楽しみに





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る