第3話パチンコ

現在はパチンコで勝つことが難しくなり、12月に1回だけちょっと打って、今年からパチンコ屋さんに行かない事にしている。

あれは、今から25年前の話し。

母が時間潰しで、パチンコを初めて打ったら500円で37000円勝ったらしい。

僕はまだ、高校生でありお金も、アルバイト代は熱帯魚、彼女とのデートで使っていた。

ある日、彼女の家から帰宅途中にパチンコ屋さんがあったから、興味本位でパチンコを打ってみた。


母は大工の源さんの現金機で勝ったが、僕は寛平笑劇場の現金機を打ってみた。この知識は後々、勉強した時に知った。

財布の中身は3000円。近々、バイト代を貰えるので勝負した。

投資500円で液晶にバナナが3つ揃う。ビギナーズラックのジンクスは信用に足る。

玉の出し方も知らないから、隣のオジサンから色々教わった。

500円が10倍の5000円になった。

それから、パチンコにはまり「パチンコ必勝ガイド」を買って台の勉強をした。


バイト代が入り、この前みたいに500円で勝てると思っていた。しかし、二匹目のドジョウはいなかった。気付けば、1万円もスッてしまった。

パチンコは恐ろしいと考えた。

しばらく、金もないからパチンコは辞めた。

そして、久しぶりにパチンコを打ってみた。

1台に5000円突っ込んだ。だが、当たらない。

隣のオジサンが、

「カニ歩きをしなさい」と、言う。同じ機種で、一つ右の席に移動した。

投資1000円で大当たりして、その時短中に当たりを3回引き、ドル箱を積んだ。

オジサンはニコリとした。大当たり4回で占めてプラマイ14500円の勝ち。


だが、この前1万円負けているので、あまり喜ばなかった。

熱帯魚のエサと、ろ過するフィルター、活性炭を買い帰宅した。

どこかで、あぶく銭はモノを買えばいい。と書いてあったからだ。因みに、エロ本とエロビデオを買っていたのを記しておく。

昔はビデオだったのだ。

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