底辺モブの主人公(女の子)と、魔王と恐れられるカーストトップの男子生徒との関係性を描いた、恋愛小説。
掘っても掘って次々出てくる、奥深い世界観。一人ひとりに感じる人間性。しっかりとした、重厚な設定だからこそ出せる味のような物を感じられます。
また、ともすれば重くなりそうな内容が軽く感じられる、程よいコメディ。これはひとえに主人公・セツナのキャラクター性があるでしょう。
卑屈になるのではなく、受け止めて、時に悩んで…。それでも一歩一歩進んでいく彼女の姿はこの作品の魅力の一つだと思います。
そんな彼女と、学園の魔王・アマネ君との恋模様が描かれる訳ですが、魔王様の方がこれまた不器用で、けれど愛情深くて…。
魔術学園で描かれる、青春。
必見です!