第5話 喧嘩

時は地上で言うと6月、雨という無味無臭の水が多く降ってくる季節らしい、高校でトーコに教えてもらった。彼女は私の知りたい情報を色々と教えてくれた。他の生徒たちとも順調に交流を深めていった。そんなある日、、、

「ちょっと、ヨーコ!この雑誌とか片付けなさいよ!」

「あ、ケーコごめん、今やるから」

「この前もそう言って片付けなかったじゃない!すぐにやりなさいよね!」

自宅でヨーコとケーコが軽く言い争いになっていた。

「ヨーコ!スマホいじってないで片付けてよ!」

「えー、だって花火大会の実行委員の人と連絡してるんだもん。ちょっと待ってよ!」

「もう、仕方がないわね!私がやっておくわよ!もう、やっぱり私とあなたは違うのね!」

ケーコの言葉は意味深だった。その理由はすぐに分かった。

「所詮、あなたは私とは血が繋がってない他人だものね」

とケーコは言い放った。するとヨーコはスマートフォンを置いて言い返した。

「ちょっと、その言い方はないんじゃない?いくら事実でも言っていいことと悪いことがあるよ!」

「ふん、知らないわよ、そんなこと」

「もう知らない!」

ヨーコは不機嫌そうにスマホを取ると自室に戻っていってしまった。人間とはこんなに簡単に仲が悪くなってしまうのか。空気がどんよりする。


選択肢A ヨーコの部屋に行く

選択肢B ケーコに事情を聞く

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