第6話 推し君最高……!!!

家に着いて私は急いで階段に上がって寝室へ向かった。


ママ「雪おかえ…って何事!?」


鞄をベットに投げ捨てて、YouTubeをタップしてライブが始まってないか確認をする。


相生 雪「はぁはぁ……。まだ始まって…ない…??」


どうやら6時半に始まるようだ。


相生 雪「あ〜…変更したのね…」安堵からか一気に膝から脱力する。


相生 雪「…はぁ、よかった。」壁掛け時計を見ると少し余裕あるから1階へ向かった


ママ「こら!雪!ただいまも言わないで!!」ママはカンカンに怒ってる。


相生 雪「ご、ごめん…。急いでて。」メガネを外す。


ママ「…? あなたって目が悪かった?」


相生 雪「あ″っ…。えっと…。」


ママ「悪いなら言いなさいよ、眼科にいって視力を測ってもらうから」


相生 雪「だ、大丈夫!!大丈夫だからっ!」


ママ「ふぅん?まぁいいわ。お風呂沸いてるから入ってしまいなさい」


相生 雪「んー。」


─着替えを持ってお風呂場へ─


先にシャワーを浴びてお湯に浸かる。


相生 雪「ふぅ…」


携帯を見ると丁度半になっていた。

私はYouTubeをタップして推し君を見るとサムネが私が描いたイラストだった。


相生 雪「推し君がわ、私のイラスト使ってくれてる…!?ああぁ…!!!」昇天する私。


最高!!推し君大大大好き…!!!


推し君「みんな、聞こえるかな??」2Dで少しくせっ毛に髪色は黒色に首にはヘッドホンが掛けてあって、左目が赤色で右目は青色のオッドアイで黒縁メガネに黒色のフード付きパーカーに紐(?)部分がフワフワのぽんぽんが付いてる。


コメ欄は『聞こえる』で溢れている。


推し君「お、聞こえてた。良かった」とニコッと笑う


んんんんんっ、微笑み頂きましたっ!(スクショ)


推し君「ごめんね、30分遅れちゃって…。少し機械トラブル起きちゃってさ。」


コメ欄は私の言葉も含め『大丈夫?』や『平気だよ!!』で溢れている。


推し君「ふふ、ありがとう。リスナーさんはほんと優しいなぁ…。」


推し君「今日の枠はなんでもありだけど…。何みたい?リスナーさん達」


コメ欄が『マ〇カーで1位を5回とれるまでやめれません!やって欲しい!』とか『歌枠!!』で溢れた。


推し君「おぉ、めちゃめちゃあるねぇ。マ〇カーもいいな…。いやっ、歌枠もやりたいね。よし、今日は歌枠にしよっか♪リスナーさんは何が聴きたいのかなぁ?」


コメ欄の進むスピードが上がる。


歌枠きちゃぁ!!推し君の歌声めちゃめちゃ好きなんだよねぇ…。上手いし、透明感ある。


ママ「雪ー!!いつまで入ってるの!はやく上がってしまいなさい!」と大声で言う


相生 雪「えっ、あっ。分かったぁ!」


くそぉ…。邪魔が入ったぜ。けど早く上がるのは得意だ!!


私は携帯の音量をあげ、濡れてもいいタオルを巻いて、推し君がリスナーから言った曲を歌ってるのが聴こえる。


あぁ、何この空間…癒されるし最高だぁ…♪♪もうずっとここに居たい

私はノリノリで、知ってる曲もあったから、私も歌った。


そして私は数分後に風呂場から上がり、身体を拭き、髪の毛を乾かして、寝巻きに着替え、巻いてたタオルを洗濯機にぶち込んで、2階へ向かった。



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