第3話 学校でも推し活!

私と一緒に授業場所まで行動してる京真。


……。はぁ。1人で行きたいのに。本来なら没収される携帯だけど上手く隠しつつも、スクショを撮った推し君を見てるのに。


なのに…!! 邪魔者きょうまがいるから出来ない…!…はぁ最悪だ


中井 京真「相生さんって授業中に教科書を立てて、教師にバレないようにしてるけど、何かしてる?」


相生 雪「えっ、…何もしてないけど」


まさか見られていた…?私が推し君の絵を書いてることを。…いやバレてはないはず…。


中井 京真「ふーん…?なんかさ、いつもにこにこしてるからつい気になって。」


相生 雪「気のせいだと思うけど。」


そりゃぁ推し君を書いてるもん。ニコニコもニヤニヤもしますとも!! …でも見られてるなら気をつけねば…


中井 京真「えー、絶対にこにこしてたって。」


相生 雪「うるさい。さっさといくよ」


中井 京真「……はいはい。」


会話が途切れ、そのまま理科室へ着く。


私は席につき、つったかたーを見る。


え、今日の6時からライブがある…!楽しみだぁ。昨日のライブは面白かったし、最高だった…。いつも眼福だぁ。


私がいつも言ってるは男性VTuberで、ほぼ毎日ライブをしていて、いつも面白くて、話のレパートリーも豊富。最近は3曲目の曲を出してる。


凄く楽しみだ…。早く見たい。仮病を今使うしかないか…?いや…、6時からだし今日はささっと帰れば間に合う。風呂もいけるな


中井 京真「何見てるの?」覗こうとする


相生 雪「ちょっ!やめて」携帯をポケットに入れる


中井 京真「ご、ごめん。」


相生 雪「…ふん。」首をふいっと向く。


─チャイムがなり、授業が終わる─


私は次の授業の準備する為、理科室から出ようとすると誰かに腕を掴まれる。


中井 京真「あ、一緒にいこ、相生さん」ニコッと笑う


相生 雪「嫌。」


中井 京真「えー。まぁそれでも行くけど」


は?なんだこいつ、キモイな。だったら聞くなよ。…もう早く帰りたい


相生 雪「勝手にして」腕を乱暴に振り払い、理科室から出る。


中井 京真「ん、勝手にさせていただきますよっと。」


彼は私とそのまま教室まで一緒に向かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る