第3話 幼なじみと怪文書 その2
音楽の授業を終えて、四時限目は体育だった。
チャイムと同時に教室へ急いで戻り、すぐさま
女子は三組の教室内で、男子は
普通の学校は
入学したてということもあってか、グラウンドに移動する皆の動きはてきぱきしていた。
男女別に四人ずつのグループに分かれ
体育の
女子の着替えは
その
階段にハンカチを
「
「作るのが
「太るよ?」
「菓子パン
「じゃあ太るね」
「ああ。
俺はメロンパンを紙パックのコーヒー
――いや、待て。
あっという間に
「ごちそうさまでした」
「はえーな」
「
違う。
昼休みはまだ始まったばかりだ。そう
「……あのね、
嫌な
今は
だからこそ、俺は
恋の興味が向かう
「なあ
と、言い終わるまで待つ
逃がさない。とばかりに。
「これを
「……なんだそれ」
「
見れば
仕方なく受け取って、コーヒー牛乳を
そこに
「『水都恋さんへ。』……か」
「
「でも
だからどうした。
さて、問題はここからだ。これを見せられて、「何だこれ
経験は
しかし
「わたし、この
これを口にするのだ。
「たぶん、ここにはメッセージがあるんだよ。ちょっと
それは
だからきっと、これにも何かあるのだ。俺にしてみれば誰かのイタズラか
そして、
「だからね、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます