第2話 幼なじみと怪文書 その1
――近所で
それだけのことから
「幼なじみになろうぜ」なんて言ったことはなんてないし、「幼なじみやめよう」となったこともない。
偶然にも近所で、
初めて
二人の
ただ一つだけ、大きく変わったことがある。
同じ場所に向かうのに、同じ
ランドセルを
俺の一歩に、
それでも俺は
恐らく俺と
***
高校までは
俺たちが通うことになった
見た限りどの教室の時計も
入学して間もない内は
俺も
毎朝玄関から出て来て明るく「おはようっ」と言う
今日も
まじめな顔して
ただ、
音楽は三組と四組の
授業が始まり、
しかし男女でというなら
「
ペアになる
「
男子とペアを組んだ恋を見ながら、
俺は
「そっか。そうだもんね。
小さく、
そもそも俺は学校という場所が好きじゃない。赤の
一人になれるなら、
まあ、そうさせてくれない
今日も今日とて俺以上に
だが困ったことに恋は、自ら見つけて来たその謎を自らの手で解くということに
そのくせそれを見つけてくる
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