どうせ誰も

@mare_sky

第1話

何でわかってくれないのだろう?私は常にそう思う。私は一ヶ月前に高校を辞めた。理由は自分でもよくわからなくなってきていた、親の離婚や、摂食障害、人間関係や意味不明な体調不良など色々あったのだ。しかし私は何も後悔していない、なぜなら自分の人生だし、後悔したとしてもそこまでが私の運命であってだからといって不幸になるとは思わないからだ。しかし周りの人の反応は全然違う。私が、学校を辞めたいと言った時みんなは甘えだと思い気を良くそうだなと聞いてくれる人は一人もいなかった。家出したくて、何度試みた、一度してみたけど親がついてきた。夜中に大きい声で辞めてよと言われた。言い合いになった時、本当に家出したい人は親が仕事に行ってる時にでもすると言ったでもついてこられた身からすれば家出したところで探されて終わりだと思った。簡単に家出する方がバカだと。だから説得した。そこからはみんな努力しなさいと、そして将来立派になるようにと、何度も何度も言ってくる。まるで私が何も努力をしていないかのように、、、なぜわかってくれないの?私は努力もした、人間関係でしょと思われたって、毎日誰かに話しかけにいったり、でも高校生の女子ましてや二学期にもなり、友達とのグループが出来上がっているところになんて誰も入れたくない。話しかけていると、そういうのもヒシヒシ伝わってきて気が引ける。ただここで勘違いして欲しくない。私が辞めた理由は人間関係ではない。なぜそう断言できるのかというと、私は前にも一度一年ほど一人でいている時期もあったからだ、小学校の友達関係結構荒れており、とても楽しいと言えるほどではなく、自分から一人を選んだ。それでも全く平気だった。高校生活と同じく、喋らない人がいないというわけでもないし、全く楽しくないとも思わないからだ。そんな私がどうしても辞めたいと思ったのはなぜそうなったか確かな理由はわからないが、学校の雰囲気に押しつぶされそうになったからだ、なぜなのかはわからないが、とても暗く、苦しく、頭が痛くお腹も痛く、何でこんなところに閉じ込められているのだろうか?とからだ。

もうこの時からどうして何だろうという気持ちが止まらなかった。正直親を説得している時だって、なぜ頑張って説得しなければいけないのだろうか、どうして苦しい思いをしている中、甘えだと思われなければいけないのだろうか?と思った。正直私自身も、高校を辞めることにとても躊躇した。でもある日の朝、火事で亡くなった人のニュースを見た。

もしかしたらこの人は何か悩んでいる間になくなったかもしれない、そんなことを考えているうちに

そんなことということではないかもしれないが、私は高校はもう無理だと思い強く決心した。親には最終的に敬語で謝ることで許してもらえた。申し訳ございませんでした。これから頑張るので許してくださいと。私が親でも確かに辞めてほしいとは思わない。だからこそ親の気持ちもわからなくもない。でも親も私の気持ちをわかることはなかった。しかし、許してもらえて前向きに頑張ろうとバイトも初め、いえのこともできるだけがんばった。次の学校も一人で、申請などをし、学費も自分で払うと約束し、頑張った。それでも感謝されることは少なく、こき使われることが多くなった。確かに何もしていないなら、家のことをするべきだということは自分でもわかっている。そして感謝の件も、じゃあ母親に毎日感謝した中と言うとそういうことではない。

ただここで言わせてもらいたいのは、私は、私から望んで弟を産んだわけじゃないし、母親を産んだわけじゃないということだ、私からすると、家のこと、お皿洗いや、洗濯などは基本は、母親の仕事だと思う。ましてや母子家庭の私の家はそうだ。そこで手伝うとかの話は一旦置いておくが。

ただ母は、仕事に行ってくれているから、私もできることはしようと思ってやっている。実際私の家は、結構雑な感じで、毎日毎日しっかり掃除機かけていないので、自分でできる範囲のことも多い。

だからって、私は二人の子供を抱えたつもりはない。何か取るたびに取ってと、言われたり、やっていると言ってることを何回もやってんの?と聞かれたり、どうして私は、そこまで言われないといけないのかと思う。ましてや今日、弟に通信の普通じゃない学校行ってるから変なんだと、どうして私の家族はこんなんなのだと思ってしまう。もう希望は何もない。とにかく出て行きたい。母は、将来は養ったと言ってくるができれば関わりたくない。もちろん感謝はしている。とてもしているからこそこれからも感謝させてもらいたかった。

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