事件 新宿事変編

 2021年2月下旬に発生した、一連の首都におけるテロ行為の事を指す。

 正式には立川・新宿同時多発テロ事件だが、米国で2001年に発生した9.11同時多発テロ事件と名称の一部が被る事や、治安出動(後述)した陸上自衛隊の部隊とテロリストが交戦した新宿作戦がクローズアップされたり、武力用いた現状変更の事を『事変』と称する事から、報道では一般的に『新宿事変』と呼ばれる。


 概要

 一部の右翼的思想を持つ人物によって、引き起こされた戦後日本において類を見ないテロ事件。

 実行犯の中に、元警察官や現役自衛官が居た事も事件の異様さを物語っている。

 他にも、陸上自衛隊が創立して以来初めて、日本国内で実戦を行った事件でもある。


 時系列

 2021年2月中旬。

 前年に発生した『新宿駅爆破テロ未遂事件』以来、国内では銃器による犯罪や銃器の違法所持が増加傾向にあり、警察庁は危機感を強めていたが、2月14日には千葉県で自動小銃を所持した強盗に警官二名が射殺される事件や、同月20日には半グレによる陸上自衛隊立川駐屯地と日本ISS本部を目標にした襲撃未遂事件が発生。

 その他にも、警察官が襲撃される事案が多発。

 事態を重く見た東京都知事は、陸上自衛隊に治安出動を要請した。


 2月下旬。

 陸上自衛隊東部方面隊第一師団。

 第一普通科連隊、第三十二普通科連隊、第三十四普通科連隊、第一戦車大隊。

 が都内に配備され、一時は治安の鎮静化が見込まれたが警官を標的にした無差別銃撃事件が発生。

 治安は悪化の一途をたどった。


 25日

 渋谷区で自動小銃を持ったテロリスト三名を、日本ISS本部の局員と陸自の治安部隊が発見後拘束された。

 その三人は、防衛省情報本部所族の現役自衛官だった。


 26日

 テロリスト達は中央道を下り、立川と都心の二手に分かれそれぞれを襲撃した。

 立川市では、日本ISS本部が襲撃された。

 都心方面では、新宿で防衛線を張っていた陸自部隊と交戦。

 自衛隊側にも殉職者を出しながらも、最終的には木更津駐屯地所属の攻撃ヘリAH-1Sの攻撃を受け、テロリストは壊滅した。

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