別行動-船着場~倉庫 22:10頃
KP:ほい
雷:(おし!)
繫:(ふうう)
KP:どこへ行く?
繫:(ふねにひきずっていく)
雷:(オレはのいさんについてい)
(いや歩けますから!!!)
繫:(てへ)
KP:船着場へ向かうと、死体は相変わらずの様子でそこにあった。赤いプールは以前よりずっと濃くなっている
繫:(とうめいなえきたいまだある?)
雷:(護衛主の思考がわからず頭上に疑問符を浮かべたまま彼女の少し前に立ち)
繫:雷さんさ、海の夢……いや人魚の夢?見たんでしょ
KP:(透明な液体は、男の血とすっかり混ざりきっているヨ。あるともないとも)
雷:!! …やっぱり、かける様も見たんすね。
繫:うん。
(そのえきたいをしらべたいな)
KP:どんな風に?
繫:(どうしよ)
(なめるのはおこられるし)
雷:(怒ります!!)
…あの。かける様?あんなここにゃ来ねーほうがよろしいかと。……死体もありますし。
繫:(かいがらしらべよかな)
鑑識さんがいたら違ったのにな……
(まっておもいついた)
(しもんけんしゅつほうができる)
雷:(指紋検出!!?)
繫:(うん。けしょうひんがあるから)
雷:(警察のトップの娘だ……!!)
繫:…そうだ(化粧品をおもむろに取り出し。アイシャドウの粉をナイフの柄に優しくふりかけ)(しもんがあればこれでうかびあがるよ)
KP:ちょっと確認を取らせてネ
繫:(わかった)
KP:ハイ!確認が取れました。
人間の指紋が浮かび上がったよ
繫:(やったあああああ)
雷:!! うおっ、なんか出てきた!!?
KP:指紋だね。写真撮っとこ。(スマホで色んな角度からカシャカシャ写真を撮り)
雷:……でも、かける様。
繫:なに?
雷:どうやって指紋を比べるつもりですか?(首を傾げて)
繫:メモ帳に皆のサンプルをとって、アプリで写真を透過合成する。
アイシャドウはまだまだあるからね。
雷:そんなアプリあるんすね!?…オレも今後の仕事で使えねーかな…。( ぶつぶつ、 )
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雷:母様をお呼びするためなら、母様から静止をかけられない限り当然兄様を見捨てていいよな?
KP:もちろん。君の仕事の負担がちょっと増える程度
雷:わかった。母様の為なら幾らだって働いてやるよ。
KP:不利にならないように頑張ってネ
雷:当然、なるべく庇う。大切な兄様だしな。
言い逃れできねぇ状況にならねー限りは助けるさ。
KP:彼も多分、上手いこと言い逃れちゃうだろうから大丈夫。
雷:期待してるぜ
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繫:やってみる?
雷:…流石に死体の傍ではしたくないです…!
繫:もっと豪胆になりなよ
雷:いや、なんでかける様はそんなに図太いんすか!?
繫:(なんでだろうね……)
雷:わかりましたから、また船から離れてからやりましょう!
(プレイヤーにもわかってなかった!!)
KP:他に何か調べたいものは?
繫:(けつえきをもっていきたいな)
KP:待って
雷:(うーん…。貝殻は調べたしな…)
(血液。)
KP:ごめん。さっき見逃しかけたんだけど、透過合成に使えるほど指紋は綺麗じゃない
繫:(おっと……)
雷:(警察のトップの娘だ……)
繫:(みくらべるしかないのか…?つらいぞ)
雷:(マジか…ッ!!なんか、ちょっとぼんやりした感じ?)
繫:(おかしをたべて、からぶくろにいれるの)
雷:(死体の前で菓子!!?)
KP:唯一 一つだけ指紋が残ってるような形ではないからネ。何度もその指紋は触れているから、重なり合ったりしてて見づらい。
繫:(あーー……)
雷:(あーー……)
繫:(ん?まって?ふくすうにんがさわったとかないですよね)
KP:死後硬直でナイフは引き抜けないヨ♡ カンタンに捜査できると思うな♡
繫:(しごこうちょくはほぐれるのをまてばいいから(2日あればほぐれる))
雷:……(先程からナイフを引き抜こうとしたり死体を前に平然としている護衛主に若干引いている青年)
…あ、あーと…かける様?オレを連れてきたかった場所ってここですか?
繫:ううん?ここはついで
(ふねからきゅうなんしんごうとばせるかだけしらべたいな)
雷:ついでかよ!
KP:一般的な小型漁船にそういった機械が付いてるか、しょーじき詳しくないんだよネ。付いているなら救難信号も飛ばせるんじゃないカナ
繫:(モータボートでないかぎりかならずあるよ。とばすね)
雷:【画像】
(あった!!)
繫:(ただ、モールスだとしてもでんぱてきなものだから、とどくかどうか。)
雷:(悪ぃ2人とも今の画像ちょっと消してくれたら助かる!!)
【画像】
(とりあえず、あるにはあるみたいですね。)
繫:(けした)
KP:(けした)
雷:(サンキュー…ッ!!)
KP:あるなら送れるハズだよ。ちゃんと届くかは…分からないケド
繫:……(操縦室に入ると救難信号装置を起動して)
KP:壊れてはいない。
雷:かける様!ちゃんと使えそうですか?(後から操縦室に入り背後から声をかけて)
繫:うん、使えるね。運転は出来ないけど、SOSは飛ばせるよ(救難信号と書かれたボタンを押して)
(たぶんめちゃくちゃぴーっていいそう)
KP:ぴーー!ってなった!
雷:(ビクゥ!音に驚いて少し跳ねた)
繫:とどいたら、助けが来ると思うよ
雷:は、はい…。
KP:助けが来ることを祈ろうネ
繫:よし!あとでまだこよっと。
(ふねをぴょんとおりる)
雷:また来るんすか?!…うっげ、また死体のとこ通るのかよ…(げんなりとした様子で船から降りて)
繫:あはは。
雷:あのですね、かける様!オレは貴女様に怪我をさせる訳にはいかないんです。襲撃者がいたんですから、せめてもう少しお淑やかに過ごしていただきたいのですがッ!(ぎゃんぎゃん)
繫:おしとやかってなに?都合よくの間違い?(けらけら)
雷:…絶対今回の仕事、オレじゃなくてもっと優秀な兄ちゃんが受けるべきだった…!(お淑やかとは真反対のその様子に頭を抱えた)
繫:(かわいそうに)
次行くよ
(ちかいか、そうこにいく)
(ちかいから!!!!)
雷:あー、わかりましたから!!
で、次がオレを連れていきたいっつー場所なんすか?
繫:いや?ちがうけど
雷:なんなんだよ!!!(ぎゃん)
KP:倉庫?
繫:(そうこ。)
KP:古ぼけていて埃っぽい。救急箱とか非常食とか…一応、色々しまってある。
繫:(さいこうだ。)
……よい、しょっ!!!!(あまりの強さに壊れそうな音をたてて扉を開け)
雷:(ビクゥ!)
お、お淑やかの欠片もねぇ……。
繫:おしとやかお淑やかって何。お淑やか星人って呼ぶよ君
雷:…あ。そういやオレ、ここ1回来ましたよ!
お好きなように、"かえる"様。
繫:(せんとうはいっていい?ってかけるさんならいうね。)
しっかり報告させてもらおっと。
雷:(大人の余裕で躱しますね、波羅夷なら!)
なんのことだか?( ふい、 )
繫:……(スマホをぽちぽち。『かえる様』の声がスマホから響いた)
(あっひじょうしょくのしょうみきげんは?)
雷:合成音声ですね。(つーん、)
KP:割かし切れてる!
繫:(きれてる……なんねんほど?)
KP:4、5年ほど前
繫:(たべれないな)
雷:…食べたらダメですよ、かける様!(にこっ)
繫:燃やせるな……
雷:いや、燃やすならもっと草とか木とかにしましょうよ
繫:手当セットは…いくつか頂戴しよう
草木は乾かす必要があるから、乾パンなんかみたいにかわいた食べ物はよく燃えて便利なんだよ。そんなのも知らないの?
雷:(イラァ!) …これは失礼しました。オレは非常食よりも温かいスープの方が好きなものでして。(にっこり)
繫:それはそれは。私の方が君の仕事に向いてそうだ。
雷:それにしても、やっぱりここには手当セットと非常食意外使えそうなものはないですね。一応、ベンチならありますが。
繫:工具とかないかな……あと燃料(ごそごそ)
雷:全くもってその通りです。どうです?オレと結婚でもしてうちの家業に加わりますか?
…あ、失礼しました。箱入りお嬢様には無理でしたね!(鼻で笑い、辺りを見渡して)
KP:工具もあるヨ。燃料は…流石にないんじゃないカナ
繫:雷さんと結婚?さすがにウケるね…
(こうぐで、ペンチ、クギ、トンカチ、ノコギリ、ナイフはあるかな。くぎはなんほんくらい?)
KP:へ?大量…?
繫:(よし。くらせる。)
雷:生憎未婚の男はオレしか残っていないものでして。
(?!!!)
(……よかったですね)(色々諦めた)
繫:まあでも、家を出れたら苦労ないなあ
雷:げほっ、ごほ…!っはー、にしても埃くっせぇーー…!(ベンチに腰掛けて)
? お嬢様なのに嫌なんですか?
繫:お嬢様がそんなにいいものだと思ってるなら、お嬢様を体験すべきよ。(倉庫から出て)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雷:ナイフをスーツのポケットに忍ばせたい
可能か?
KP:倉庫にあるナイフ?
雷:おう。1本だけだったら要らねーけど、何本かあるなら1本だけ忍ばせたい
KP:…くひひ。しょーねん、目の付け所が天才だネ。ナイフは10本近く、全く同じ物があった。男の喉に刺さっていたのと全く同じデザインのものが。もちろん、忍ばせるのは可能だヨ
雷:っし、最高だな!かけるさんはオレを置いてさっさと出ていっちまった。その後にスーツの内ポケットにナイフを忍ばせるぜ。
KP:内ポケットだね?外側だと何かこう…サイズ的にはみ出そうだし。
雷:おう、内ポケット
KP:はーい!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雷:はっ?金たくさんあってうまいもんいつも食えんのに…って、先々行きやがって!お前はーーッ!(慌てて立ち上がり)
繫:畑買って自分で作った飯食ってる方が幸せだわ。(修道院に歩いてく)
あ、扉閉めといてね
KP:修道院へ行く?
繫:(うん)
(スタイルを生かした早足)
雷:(行くぜ!)
(呆れた様子でかけるの後ろを歩き)
繫:(再生リストからマツケンサンバをチョイスして大音量でかける)
KP:道のりは一気にイケイケなカンジになった!
雷:(なんだこいつと言わんばかりの顔を向けた。なんか恥ずかしくなってきた青年!)
お嬢様…?お嬢様ってなんだったっけ…??(ぶつぶつ)
繫:(イケイケなまましゅうどういんにとうちゃくします)
KP:りょーかい、ちょっと待っててね
修道院!門は昨日と同じように、何かの力で破壊された痕跡がある
繫:うーん……やっぱり気持ち悪……
雷:…あ、(門を見ては立ち止まって)
KP:蹴破ったみたいな壊れ方だネ
雷:…な、なんでもないんです。なんでも。(目逸らし)
繫:ん?
待って。
雷:ほほほっ、ほら行きましょうかける様!(ぐいぐいと背中を押して)
繫:おまえ……(じと)
雷:…知らねぇっす(目を逸らし続けた)
繫:器物破損
KP:な、中に入ると、石畳の中庭がある!
雷:のあっ!!(がーん)
KP:【修道院地図】
繫:(ふんすいのまわりしらべたい)
雷:かける様!!今度こそオレを連れてきたいとこってここなんでしょうね。(マツケンサンバに疲れきった青年、若干恨めしげに彼女を見て)
繫:うん。夢になにか関係あるかなって
KP:相変わらずの、枯れた噴水だネ。
雷:つーか、この建物ならオレ1度調べましたよ。…この噴水も、水がでないだけで特に変なものなかったと思うのですが。
繫:(いつのまにかマツケンサンバはイージートゥダンスにかわっている)
地下は?
雷:地下?(更にげんなりとしながらも彼女に視線をやって)
繫:地下。
雷:…ああ、もしかして建物の中の台の下のとこですか?
繫:うん。なんか部屋があってさ。本とかに載ってるかもだし
雷:…。そういや、かける様の夢ってどんなものだったんですか?なんかふわっとした内容しか知らないんですけど。(ふと思い出したように呟いて)
繫:歌が、
雷:歌?
繫:うん。美しい……というより……
……よくわかんないけど、あれは
雷:オレも歌を聞きましたよ。
繫:あれさ、私に触れると泡になるの
雷:へっ?
……歌が??
繫:うん。
いや歌?音?
雷:歌が、消える……?
なんか、変わった話ですね!
繫:なんか、泡になって、体を通り抜けちゃう……みたいな
攻撃されてる気分でもあるし
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雷:オレは
かけるさんの一言を聞いて、彼女が母様の歌を消すなら
母様に害をなす者なんじゃないかって思った。
オレは彼女達を兄妹にしないとならない。でも、母様に害をなすんじゃないかと波羅夷が思ってしまった場合はどうすればいい?
KP:そうだネ、彼女の表現を聞いてそう感じたなら…、母様に害をなす者は排除しなければならないでしょう!
雷:ああ
よかった
家族になる前で。
KP:よかったネ。家族にしていいのは優しい良い子だけだよ。しっかり、選ばなければならないネ
雷:殺す。
邪魔はいらねぇ。タイミングを見て、いつか殺す。
KP:うん。そうしてしまうのも有りだネ
雷:まあ、そこら辺は流れに任せるけどな。また殺すときに言うぜ!
KP:はーい!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雷:泡になって、歌が通り抜ける……。……。
オレはあの歌、好きですよ。
繫:……え
雷:なんか、優しい感じがしたんですよね?でも、歌が聞こえたと思ったら…海の中に落とされる感じがして
繫:魅入られたな
雷:息が、できなくなって。鼻にも目にも口にも水が入って押し潰されそうになって
体が傷だらけになってて
? 魅入られた??
繫:人魚は、歌で男どもを海に引きずり込むんだよ
雷:え゙。
…オレ、海に引きずり込まれるんですか!?(青い顔をしてぶるりと震え)
繫:うん。
雷:!?!?
繫:歌、好きなんでしょ
雷:まあ…好きでは、ありますね。すぐに圧迫感とか痛てーの来て、あんま聴けなかったんですけど。
繫:……良かったね
雷:?? どうも…?(怪訝そうに首を傾げて)
KP:今 中庭?
繫:墓は建てとくからさ。(礼拝堂に入り)
(なかにわだった)
雷:いや、オレは死にませんから!!由緒正しい波羅夷家をあんまなめないでください!
(とりあえず、建物の中に移動しましょう!)
KP:あ、了解!自然な形で合流だね
繫:(ごうりゅう?)
雷:(おっ!)
KP:大部屋へGO!
雷:(よっしゃ!!合流だー!)
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