『僕』のノートに書かれた小説。それは取るに足りないガラクタで、千切ってしまえばただの紙切れに成り果てる。それを彼女は『妄想みたいな』と言い、『結構好き』だと言った。そんな彼女と、『妄想』をゆっくりとなぞるような物語。短いけれど、淡い余白が心地いい。
なぜなら、その感情は抱えこむ必要のないものだからです。あくまで個人の感想です。他の人はどう感じるのでしょうか?また、ノスタルジックな雰囲気がただよう文章や二人のやり取りが素晴らしいです。空白が多くて余韻が残るマンガみたいな……なんでマンガにたとえたのでしょう。