第14話IQ130

僕とは腐れ縁の男がいた。

こいつは、酒癖が悪く外で飲めばもめ事を起こす。

昔の武勇伝を語り、警察官10人で押さえ込まれても暴れていた!

6人対1の喧嘩をした!

自衛隊の特殊部隊にいた!

などなど、自慢するが酔っ払いに顔殴られてメガネを壊され交番へ行ったり、酔って客引きの外人を蹴ると、ぼこぼこにされて肋骨を折られた。

昔の自慢話はウソだと思った。


最後にあったのは去年の12月。

その時も酔って僕に噛み付きクダをまいた。

「お前は中卒の俺より、頭がわるい。俺はIQ130あるんだぞ!」

「だいたい、お前は甘いんだよ!統合失調症なんか薬飲まずに気合いで治せ!」

そんな事を言われる筋合いはない。じゃ、何で僕より頭がいいやつが計13年も刑務所にいるのよ!


それから数日後、僕に金を貸してくれと言い、五千円貸してやった。週末には返すと言っていたが、とんずらしやがった。

どこがIQ130だ!バカ!

〇〇ばいいのに!

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