第13話僕は嫌われる

学生時代から僕は嫌われていた。

理由は、目が人を小馬鹿にしているように見えるらしいのだ。

これは、誤解だ。僕は裸眼視力が0.1しかないので、目を細めないといけないからだ。しかし、メガネをかけても嫌われた。

僕は第一印象が悪いらしい。

だが、僕の素性を理解し一緒に飲むと、僕がこんなに面白いヤツとはおもわなった!と口を揃えて言う。


一番、僕を嫌っていたのは嫁さんのお母さん。

「顔も見たくないから、もううちには来ないで!」と、言われた。

別に好かれようとは思わない。

で、ガンの末期に入ると、

「羽弦さん、ありがとう」と、言われても嬉しくもなかった。散々、僕の悪口ばかり言っていたくせに。

義母がいつも僕の悪口を言っていたので、義弟とは未だに、仲が悪い。

影でこそこそ、嫁さんに金を借りやがって。

それは、俺が作った金だ!ばか!


僕は、とことん好かれるか?とことん嫌われるか?のどちらかだ。

中間がない。

そうです、ビジュアルに問題点があり、九州を出て22年経つけど九州訛りで話し、障がい者だ。

しかし、一緒に酒を飲むと楽しい男であることには自信がある。

人は見た目では無いのだ。

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