第248話:【別府・2】針鼠ではない。針狐?
1582年4月
ネーデルランド:ホランド州総督室
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パルマ公ファルネーゼがいなくなった。
イスパニアの戦力がガタ落ちとなった。
そのため父の暗殺でこちらの戦力を削ぎに来たのだろう。
後継ぎのこの私が若輩者だと侮っている。
確かに13歳で人生経験はない。
だが大人が戦争に明け暮れている間に様々な書を読み漁った。
既にイスパニアからの独立を勝ち取るための戦争は14年間続いている。だがこれからだ。
イスパニアが無謀にも東洋へ出兵した。
父はフランスへの介入を予想していたがイングランドとの停戦を勝ち取ったためにフランスの王位継承戦争への介入がなくなった。
イスパニアの圧力が弱まったこのチャンスを逃すわけにはいかない。
かねてから父に具申していた常備軍の設立とその訓練方法、その運用と陣形。これらを使ってこの私自らの手にて軍制改革をする。
東洋から伝わった兵学の書。これは理に適っている。
三兵戦術というそうだ。
これを実戦に使えればイスパニアのテルシオなど木っ端みじんにできるだろう。
本編はこちらです
https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619/episodes/16816927861383566380
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