第10話人生の転機……

調べものが……ようやく見つかった。

『これ?!……これかぁ!

よーし!』

慌ててメモを取り、昼になったら連絡しようと……薬を飲み

しばらく休んだ。


(久しぶりに熱中したな?)

まぁ前向きになった証拠だろうな?と……スー……と

眠りについた。


昼過ぎに目が覚めて……

『しまった!!寝坊だ!!』


と……メモを探した。

『あった!あった!これ?!』

携帯から、電話をかけてみると、

受付の方が……電話に出た。


『はい。』

『あ、あ、あの。こちらの学校に

通いたいのですが……

どうすれば良いですか?』


僕は受付の女性に話しを

しながら、または……ここに

来るまでのいきさつを話した。


女性は、快く話してくれた。


だが、話しの最後にこう言った。

『ホントに……大変な仕事です。

ご病気が……また、』


『良いんです。吉川先生みたいな

方に、少しでも近づきたいんです!』

話は、トントン拍子に進んだ。


資料が……山の様に届いた。

まずは、ゆっくり目を通して

みると、

僕は驚いた。


『え?!学費が……高い!!

しまった!!どうしよう?』


父親と母親に、

気持ちが固まったら話をしようか?でも……。


(このままボーッと何も

せずに、居るのか?!いいのか

これで……?!)



吉川先生のハガキを読み直した。


『その道を外れようとも……

強い精神で信じていれば

願いは叶う。』


先生のハガキを何度も読み返した。


僕には勇気が足りないんだ!!

何となく気が付いた。


さらに、先生との会話を出来るだけ思い返していた。



目をつむり、瞑想みたいな事を

していると……

心の奥底から、声が聞こえる

様に……感じた。



『変わりたい!!僕は、

生まれ変わりたい!!』


ガバッ!!っとベッドから起き上がり、母親の居る1階へと

走って向かった。


『お母さん!!お願いが……

あるんだ!!』

母親は、少しだけ驚いていた。



僕の熱意を、ありったけの

言葉と気持ちをぶつけた。



何十分話したのか!?


僕が話しを止めると……

同時に、母親は

嬉しい。と……泣いてしまった。



『分かったわ。お金の事は、

お父さんにも……話しておくわ。


でも……凄いわ!ゆうと!!

大丈夫なの?!あなた。』



父親が北海道から、慌てて予定

を早めて帰って来た。


家に着くなり、

『ゆうと?!お父さんは協力は

するが、挫折はしないな?』


『うん!!大丈夫だよ!』

と……僕は力強く返事をした。



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