第5話 お家デート
「お家デートをするにあたって愛流さんに注意点と言うか絶対に守ってもらいたいことがあります」
絶対に守ってもらいたいことってここリアさんの家だよ!
「愛流さんがちゃんとアリスさんに案内してもらうことですそうしないと迷子になっちゃいますからねだから絶対に守ってください」
いや守るも何も案内してもらわなかったら迷子になる確率100%だからねここ!
「聞いてますか?」
「ちゃんと聞いてます」
そう言って頷いた
「では私は実況室であなた達がお家デートしているところをニヤニヤしながら実況します」
そう言っていつのまにかiさんはどこかに消えた
そんなこと言われたらデートぽさがもはやゼロになるよ!
「愛流さん何処から行きたいですか」
何処からってそんなに広いの!
「何処からって言われても、あっリアさん別にさん付けじゃなくていいですよ」
「えっと……じゃあ愛流君」
きっと実況は、おっとアリス選手!上目遣いを発動した!これには愛流選手!顔がちゃっと赤くなっています!流石に二回目は効いてきたか!みたいなことをいっているだろう、だって赤くなってるのがちょっとわかる
「結局何処からみますか?」
「じゃあリアさんのおすすめの場所に連れて行ってください」
今の状況もきっと実況は、おっと愛流選手!こちらも上目遣いを発動した!これにはアリス選手!鼻血が垂れています!きっと愛流選手と夫婦になった時の妄想をしているに違いない!みたいなことまた言ったんだろうな、憶測でしかないけど
「リアさん!鼻血が垂れてますよ!」
「あっごめんなさい!今拭きますから!」
どうやら鼻血が垂れていたが気づいていなかったようだ
「あっ私のおすすめの場所でしたよね!」
めちゃくちゃリアさんのテンションが高い!
「はっはい」
「私のおすすめは中庭にあるテニスコートが一番のお気に入りです」
中庭にテニスコートっていきなり社長感が出てきたんだけど
「テニスしたことあるんですかリアさんは?」
「はい、これでもインターハイで優勝してます」
めちゃくちゃすごい!けど自慢げな顔がちょっとアホっぽい
「今から一緒にテニスしますか?」
「でもしたことないし…家を回ってからでもいいですか?」
「はい!愛流君とテニスできるなら宇宙の果てでもいいですよ!」
そんなに!でも俺が死んじゃう!まず、テニスができない!
「じゃあ、家を見て回りましょう」
ニコッと笑った笑顔が素敵な人ってやっぱりいいよねぇーと思いながら家を回った
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