第2話 一週間後

あれから一週間、今俺は指定された場所10にいる。

 ラブロマンス政策というのは俺がここに来なければいけなかった原因であるテレビ番組「相手を必ず惚れさせろ!」についての政策である


「はぁ、こんな無駄なドームを作るんだったら巨大なビルでも建てろよ!」


愚痴を言いながらドームの中に入ったするとスーツを着た女性がいた


「君が、春風愛流くんで間違いないか?」


「そうですけど、単刀直入に聞いてもいいですか?」


「何かは大体想像がつくが構わないぞ」


「この手紙に書いてあることって拒否権はあったりしますか?」


「ない!!」


予想外の大声にちょっとビビった


「それよりも早く中に入ってくれたまえもうすぐオープニングが始まる」


ここは一旦言うことを聞いておこう


「わかりました」


「私の後を着いてきたまえ」


「はい」


言葉遣いが丁寧を通り越してる感じがするそう思っていると馬鹿でかい場所に着いた


「着いたぞ、あそこにある椅子に座って待っていたら勝手に始まる」


「わかりました、案内してくれてありがとうございます」


「べっ別に、とっ当然のことをしっしたまでだ」


何故かもの凄く動揺している、椅子に深く腰掛けると


「レディースアンドジョントルメン!今宵はラブロマンスバトル番組「相手を必ず惚れさせろ」を見て頂きありがとうございます」


えっ?まさか!


周りを見渡すとカメラが回ってる!おいおい冗談じゃないぞ!見せ物になるのは!


「まずは対戦してもらう人達を紹介しよう、女性サイドの挑戦者はこいつだ!」


なんかルーレットが回ってる

あっ止まった!


「おっとアメリカからの珍しい挑戦者だ!

必ずあなたを惚れさせますアリス・リアリー!!」


なんか格闘家の登場シーンみたいになってる!

しかも出てきた人めちゃくちゃ美人!


「アメリカからの挑戦者は珍しいですけど意気込みは!」


「絶対に惚れさせます!」


「おぉー目から炎が出る勢いの熱量ですね、では皆さん気になっている男性サイドの方はこの人だ!」


えっ?今から出なきゃいけないのか!


「学校一のイケメンボーイ!街を歩くだけで黄色い声が鳴り響く!SNSで話題の15歳のスーパースター!春風愛流ー!」


「おぉー画面に映っている以上にイケメンですね、意気込みはありますか」


「えっと…意気込みは特にありませんし、出演辞退することって出来ますか?」


「辞退できますけど、結婚しなきゃいけませんよ」


「へっ?」


「まぁいいです、一旦ルール説明するので辞退するかはルール説明を聞いてからにしてください」


「わかりました」























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