相手を必ず惚れさせろ!

熊の蹄

第零章 ラブロマンスバトルへの第一歩

第1話 転生

俺の名前は春風愛流はるかぜあいる、ある日車に轢かれてそのまま死んでしまったが気がつけば男女比1:9の世界に転生していた、春風愛流という名前もこっちの世界の名前だ

 今まさに人生最大のチャンスが舞い込んでいる


遡ること一週間前


「愛流お兄ちゃんご飯だよ!」


「今行く」


転生してから15年、最初は転生したことにも男女比がやばいことになっていることに戸惑いがあった、だけどこの世界ではめちゃくちゃモテるなぜならイケメンに転生したからだ!もうこれだけで人生勝ち組!モテるのはこれ以外にも原因があるからだけど


「お兄ちゃん遅いよ!早く食べないとご飯冷めるんだからね!」


この子は俺にとって初めての妹で名前は春風愛美はるかぜあいみかなりのツンデレでなによりめちゃくちゃ可愛いし俺の一番の癒しだ


「ごめんごめん考え事してたから」


「考え事してたからじゃないんだからね!」


「本当にごめんだからそんなに怒らないの」


そのままそっとハグすると、どんどん愛美の顔が赤くなっていく


「こっ今度したら許さないんだからね!」


「わかってるよ」


そう言うとプイッとそっぽを向いたが何もなかったようにこっちを向いた


「お兄ちゃんポストにこの手紙が入ってたんだけど何か知ってる?」


「知らないけど開ければ分かるんじゃないか?」


「じゃあ、お兄ちゃん開けてみてよ」


「なんで俺が開けないといけないんだよ?」


「もし、お兄ちゃんが開けないなら一生お兄ちゃんのこと無視するからね」


それはまずい!俺の癒しがなくなってしまう!

しょうがない開けてやるか


「じゃあ、開けるぞ」


「うん」


開けてみると普通の手紙が入っていた


「お兄ちゃん何の手紙なの」


「分かったから落ち着けよ、えっとなになに、あなたはラブロマンスバトル番組相手を必ず惚れさせろの抽選によってあなたが選ばれました一週間後この手紙に入っている指定した場所に来てください、もし来ない場合は強制的にします、

なっなっなっなにーーーー!!!」


「お兄ちゃんうるさいよー静かにして」


「静かにしてられるか!何で俺がこんな番組に出なきゃならないんだよ!」


「しょうがないよ、だって政府からの手紙だしそれにほらそこに判子が押してあるでしょ」


「政府からの手紙ならしょうがないかって誰がなるかー!!それに捕獲って何じゃ俺は動物園から脱走した珍獣かっての!」


「じゃあどうするの行かなきゃ捕獲されるよ」


「はいそこ!捕獲って言わない」


「だってそう書いてあるじゃん」


「しょうがない一週間後にこの場所に行ってこれを取り消してもらうしかない!」


これから起こることが人生最大のチャンスだとしるのは一週間後であった

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