第1255話 懐かしの。

「ちょっと!起きて!起きて!」


右向きに寝ている俺の背を、子供の手が揺さぶる


「ん・・・?」


寝ぼけ眼で顔を向けると・・・


またか。誰も居ない。


就寝中も、長い髪が顔に掛かった感じがして、手で払うことが頻繁にある


【ドタドタドタ】


えっ?!


誰かがダイニングで走っている


「誰?誰かおるの?!」


恐る恐るダイニングにむかう・・・


が、誰も居ない。


あかんこの部屋・・・マジで"居る"のかも知れん

https://kakuyomu.jp/works/16816927861385549272/episodes/16816927861739750070



「やっぱり誰かいる!」


俺はそう、娘2人にLINEを入れたのだが


数日後の事務所では、俺が


「やっぱり猫が好き!」らしいという話に変わっていた

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