第1244話 お前が帰れー!!

「・・・だからわたし、20日で実家に帰ることにしました」


「マジか・・・えらい急やな・・・」


「うん。もう、無理かなって」


「もう少し我慢する訳には・・・いや、うん。島に居たって、良いことないもんな」


「うん。ほんとTさん、今まで色々相談乗ってくれてありがとう」


そっか5年も頑張ったのになぁ・・・


秋田美人が帰っちゃうのか・・・


電話が切れてからも呆然としていた


あの娘の笑顔もあと1週間で見納め・・・


背後に置いてある卓上カレンダーを振り返る


「わかるぜその気持ち・・・」


至近距離60センチの壁に


触覚をフィンフィン交互に揺らせながらGがいた

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