第1243話 いや、私が・・・
実は2週間前、打ち合わせ中に突然左耳が聴こえにくくなり
立ち眩みもするので近所の耳鼻科で聴力や平衡感覚などの検査を行ったところ
突発性低音難聴だと言われ(これが常態化するとメニエル病)
6回ほどステロイド点滴を打つことになった
1回の点滴は10分ほどの短いもので、2回で良くなれば3回で、3回で良くなれば4回で終わりますとのことだった
先日2回目の点滴を打ちに耳鼻科に訪問した時の話
診察室とは離れた場所にある点滴室の、窓側ソファーに座る
右手に針を刺され、点滴が始まった
2/3ほど済んだところで、おじいさんと思しき男性が入ってきた
簡易カーテンで遮蔽された、隣接する右側ソファーに座る
「◯◯さ~ん、今日の点滴は40分なんだけどソファーで大丈夫?奥のベッド行く?」
看護婦に尋ねられたおじいさんは「ああ、大丈夫です」と返答する
「最初に30分の点滴して、その後10分の袋に替えますね~。やることないから眠たくなるかもねぇ~」
点滴セット後、看護婦は去っていった
看護婦が去ってから2分と経たず俺の点滴が終わったので
1回目の時に教えてもらっていた、隣のソファーと兼用で遮蔽カーテンにぶらさがっているナースコールを探り出し、押す
『どうされました?』背後の壁付インターホンから声がしたので
「あっ点滴おわりました~」と返事すると
「終わってないよおぉぉ!!!」
隣のおじいさんに怒られた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます