第1234話 女子力

私、スィーツ好きです


甘いもの語り出したらキリがないのです


酒飲みでもスィーツ好きは沢山いるんですよ


M嬢(事務員)「でも甘党の男性は短気と思われているので気を付けてください」


「え、なんで?」


「過剰に吸収された糖分によって過剰にアドレナリンが作られ、過剰に怒りやすくなるそうです」


「そんな短絡的な都合のええ話、無いやろ~!」


「ほら、そうやって」


「いや今のは怒ってないすよ」


「あとスィーツ男子は女子力高いそうです」


「うそん?」


「ほら、そうやって」


話しながら無意識に、M嬢の書類棚に無造作に積んである請求書や何やらを並び替えていた


「これは女子力やなくて単にA型の為せる技やと思うけど」


R嬢(事務員)「ちなみにTさん、かれこれ10分以上私達と喋ってますけど、それも女子力ですよ多分」

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