第485話 ジョーク

とある週末、ウチの男連中8名を連れて食事に行った時に


いつもの様にワインを飲む俺を見た、まだ独身時代の谷やん(ウチの元祖脳筋天然社員)が


「俺、ワインって飲んだことないんすけど、ワイン飲む時って何か、決まりとかあるんすか?」と聞いてきた


「いやぁ?そんな堅苦しい事考えて飲むものでもないけど・・・まあ強いて言えば、女性と飲む時にはジョークが欠かせないかな」


「えっマジっすか。どんなジョークっすか?」


そこで俺は少し考えてから、昔聞いた事のある話を、谷やんに披露してやった



“ある金持ちの男がいて、自分のことを愛してくれている女性3人のうち、誰と結婚するか悩んでいた


そこで彼は3人に50万ずつ渡し、その使い道を見ることにした


1人目の女性は、エステに通い・高い服を購入し、最高の美容院で決めたあと彼にこう言った

「私は、あなたが町で1番の美人を妻に娶ったと思われて欲しいの」


2人目の女性は、彼の為にシャツやスーツ、革靴を買い、こう言った

「私はあなたが1番大事だから、あなたのために全て使ったの」


最後の女性は、50万を元手に株で儲け、倍にして彼に返し、こう言った

「私はお金を浪費しないし、賢い女としてあなたに尽くすわ」


男が考え、妻にしたのは・・・”



それから3日ほど経ち、昼過ぎに事務所に顔を出すと


谷やんがズンズン俺のところにきて、耳元で


「Tさんっ!なんであんな話したんすか!」


えらく怒っている


「なに?なに?あんな話ってなに??」


「この前のジョークっすよ!」


「へ?」


「もう!ほら、女の子とワイン飲む時はジョーク言えって!」


「ああ、はいはい・・・あれが?」


「ドン引きでしたよ!!」


「ちょい待ち。どこで話したの?」


「昨日の合コンっすよ!」


「お前バカか?あの話したの?マジで?」


「しましたよぉ~!誰も笑いませんでしたよぉ~!!」


「当たり前やろ、あんなんマジで話するなんて思わんやん俺も」


「もう〜最悪っすわ!!」


俺も冗談で言ったのに。

ホントに話すかね女性の前で┐(´д`)┌


先のジョークのオチ。


・・・男は考え、3人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。

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