第100話 何がですか?

広島入りした。

駅からタクシーに乗り、ホテルに向かう。


スマホで連絡事項を確認しつつ返事を返していると


「・・・だからお客さん、広島もず〜っと高止まりなんですよ」


イカつい顔のおっさん運転手が話してくる


「えっ?(冒頭聞いてなかった)ああそうなんですか」


「お客さんは広島じゃないよね?」


「私は・・・大阪です(適当)」


「あー、あっちはどうなんですか?こっちよりはマシ?」


「(感染者のことか。)いや、まだまだ高いですよ」


「あ〜そう。こっちは普段、3個1パックがいま2個1パックで並んどるけんね」


「(・・・パック?)へぇ〜そうなんですか」


「いつまで続くんかねぇ〜」


その後は着くまで、スマホに集中してる体で話しかけられるのを避けたが


主語は何だったのだろうか・・・

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