第55話 配慮
俺は結構、部屋では裸族だ
聞くところによると一人暮らしの女性にも、パンツだけ履いてほらほらしている半裸族が結構いるそうだ
玄関のチャイムが鳴って、自分が服を着ていないことを忘れて出てしまわないように
玄関横に立ち鏡を置いている(我に返るため)という話も聞いたことがある
たしかに俺も若かりし頃、パンツ履かずにTシャツだけ着てピザ受け取りに出たことがあるからなぁ・・・
その逆という訳ではないが
散々酔っ払って、記憶も定かでないまま家に帰ってきたのだろう
朝方ふと目が覚めると、素っ裸のまま玄関の床で仰向けで寝ていたのだが
それは、誰かに対する無意識の配慮だったのだろうか
股間に裏向けの革靴が被せてあった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます