第31話 ★緊急★抜き打ちテスト

ウチの従業員の谷やん(34才/脳筋社員1号)と宮里くん(25才/脳筋社員2号)


彼らの常識を測る企画・第一弾として、穴あき四字熟語を20問ほど出題してみた


谷やん「何で今更こういうことさせるんスか?嫌がらせっスか?!」


宮里「あ、わかりました。何でも良いんですよね?」


何でも良くはない。


しかし穴あき四字熟語、意外にも「あれ?何だっけ?」と、自分でも戸惑ってしまった


神◯鬼◯。堅◯不◯。公◯正◯。


考えれば思い出すが、穴空きになると一瞬、ボヤけるのだ


さて、そんな中。


2人は相当悩んだようで、20問中、未回答がそれぞれ10問以上あった


まあでも、そんなものだろう。


しかし問題なのはここからだ。



一◯打◯。


正:一網打尽


宮里:一番打者


「間違ってはないですよね?」


ことわざとか格言の重さを求めてるのだが。



品◯方◯。


正:品行方正


谷やん:品川方面


「間違ってはないですよね?」


だから、聞きたい熟語はそうでなくて。



立◯出◯。


正:立身出世


谷やん:立派出歯


「なんて読むんだよ」


「りっぱでっぱ・・・分からんっスよ〜こんなの」



立◯出◯。


正:立身出世


宮里:立て出ろ


「喧嘩が始まりますね!」


もう語っとるやないか・・・



前◯未◯。


正:前代未聞・前人未到


谷やん:前年未年


「どういうこと?」


「いや、申(さる)年の時に言うんじゃないかなーって」


ぜんねんひつじどし。重さの欠片も感じない。



波◯万◯。


正:波瀾万丈


宮里:波来万歳


「サーファーの気持ちですね!」


だから創作するなって。



他◯の◯。


正:他山の石


谷やん:他人の嫁


「なんかほら、そういうシチュエーションっスよ」


おまえ結婚したばかりだろ?

もう不倫したいの?告げ口してやろうか?



大◯吉◯。


正:大安吉日


宮里:大吉吉凶


「これはまあ、何となくです」


いやこれは逆に凄いと思うわ・・・

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