中間テスト - 46日目 -

 真面目に勉強二日目。今日の授業について。

 一時間目、二時間目、情報。何かセキュリティだとかネット社会のあれこれについて話していたけど俺ってネットとは縁遠い存在だよな? あと今まで習ってきたことの逆を俺たちやってる気がする。パスワードや電話番号教えたり、携帯普通に渡したり。

 三時間目、英語。少しづつ聞き慣れてきている感じはする。たまにテレビショッピングでこのCD買って聞いているだけで英語出来るようになりますよって流れてたけどどうやら嘘ではないらしい。ただし時間はかかるけど。

 四時間目、物理。数学以上にわからん。数学出来る前提で話が進んでいくから俺には無理だ。捨てよう。

 五時間目、数学。教科担当の先生は俺に一体どんなテストを出すのだろうか。もはや恐怖でしかない。それほどまでに分からない。

 六時間目、現文。難しい文章の読み聞かせをされてる気分だ。小論文は難しすぎてわからないし現代小説は聞いているだけじゃ情景が浮かんでこない。漢字覚えろは無理です。俺の漢字脳は小4で止まってるから。

 七時間目、LHR。のはずだったがテスト期間なので何もなし。ということでこの時間は消えてなくなった。


 いつもより早く帰れるのはいい。でもその分いつもより長くテスト勉強をしなければならない。いつもとどっちがいいのだろうか?

答えは一つ。どっちも悪い。一番いいのは七時間目カットでテスト期間じゃない日。でもそんな日は存在しない。いいじゃんあったって。無駄なことに時間使うくらいだったらさっさと帰った方がいいと思いますけどね。

 家に着いて今日もみんなで勉強会だ。ただ、今日は勉強の邪魔をしたかえでがいないのでちゃんとした勉強会になった。ごめんなかえで、邪魔者にして。でも昨日は雑誌を持ってきたお前が悪いからな。時々一条が駄々こねてたけどそこは更科が収め、俺にもわかるように慎が教えてくれ、渡、本田、日向は互いに教え合っていた。何かちょっとずつだけど今やってる内容がわかってきた気がする。これが気のせいであってほしくない。

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