燕鳳2 苻堅に具申
「いま
苻堅はこの提言に従った。燕鳳は間もなく東方に脱出した。
拓跋珪が即位すると吏部郎、給事黃門侍郎、行臺尚書と歴任、きわめて重く礼遇された。
拓跋珪が暴死すると、
及昭成崩,太祖將遷長安。鳳以太祖幼弱,固請於苻堅曰:「代主初崩,臣子亡叛,遺孫沖幼,莫相輔立。其別部大人劉庫仁勇而有智,鐵弗衞辰狡猾多變,皆不可獨任。宜分諸部為二,令此兩人統之。兩人素有深讎,其勢莫敢先發。此禦邊之良策。待其孫長,乃存而立之,是陛下施大惠於亡國也。」堅從之。鳳尋東還。
太祖即位,歷吏部郎、給事黃門侍郎、行臺尚書,甚見禮重。太宗世,與崔玄伯、封懿、梁越等入講經傳,出議朝政。世祖初,以舊勳賜爵平舒侯,加鎮遠將軍。神䴥元年卒。
(魏書24-2)
あっこの人案外若い……なんか勝手に元老っぽく感じてたけど、死亡で七十歳だとしても、劉裕と同年代とかになるのか。それにしても、ここに書いてあることをそのまま拾えば「苻堅は拓跋については制圧するつもりがなかった」っぽい印象にもなります。いやどうだろ、「もう滅んじゃったからこそ、拓跋の血統を重んじる」なのかしら。慕容や前涼に較べれば従属してたと思うし、あと正直苻堅が雲中を運営できる気って正直しないんですよね。良くも悪くも山地の王的なイメージがある。
ともあれ、思った以上に北魏建国以前のことしか記事がありませんでした。もっと宮中でどんな活躍したのかとかも知りたかったんですが。何せわたし、小説劉裕で無駄にこのひとの存在感でかくしてるんですよね。だって好きなんだもの。
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