劉眷 独孤部の後継者
まもなくして
劉眷はまた
劉眷の次男、
「ここしばらくの軍役は向かうところ敵なしですね。ともなれば、父上におかれては、心腹の病について早期に取り除かれるようお願い申し上げます」
「誰のことだ?」
「いとこの劉顯です。あの者は残忍極まりなく、明日朝はおろか、この夜にいきなり乱を起こしても不思議ではありません」
劉眷はその進言をまともに受け取らなかった。後に
庫仁弟眷,繼攝國事。白部大人絜佛叛,眷力不能討。乃引苻堅并州刺史張蚝擊佛,破之。眷又破賀蘭部于善無,又擊蠕蠕別帥肺渥于意親山,破之,獲牛羊數十萬頭。眷第二子羅辰,性機警,有智謀,謂眷曰:「比來行兵,所向無敵,心腹之疾,願早圖之。」眷曰:「誰也?」曰:「從兄顯,忍人也,為亂非旦則夕耳。」眷不以為意。其後,徙牧于牛川,庫仁子顯,果殺眷而代立。羅辰奔太祖,事在外戚傳。
(魏書23-5)
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