宗族3 拓跋素延
397 年に拓跋珪が
過去、拓跋素延は
この頃拓跋珪は黃老の術に心奪われ、様々な暮らし向きを質素なものに切り替えていった。自らが乗る輿も、身につけるものも、装飾をどんどん省いていく。皇帝の振る舞いに皆も従う中、しかし拓跋素延は豪奢な暮らし向きを改めようとしなかった。このため拓跋珪より憎まれるようになり、やがて積もり積もった失態から収監され、処刑された。
曲陽侯素延,桓帝之後也。以小統從太祖征討諸部,初定并州,為刺史。太祖之驚於栢肆也,并州守將封竇真為逆,素延斬之。時太祖意欲撫悅新附,悔參合之誅,而素延殺戮過多,坐免官。中山平,拜幽州刺史。豪奢放逸,左遷上谷太守。後賜爵曲陽侯。時太祖留心黃老,欲以純風化俗,雖乘輿服御,皆去彫飾,咸尚質儉,而素延奢侈過度,太祖深銜之。積其過,因徵,坐賜死。
(魏書14-3)
さて、黄老の術を寒食散と置き換えざるをえないのですよねえ。ともなると、拓跋珪の素朴好みの中で贅沢をしていたため殺されていたというのも、何らかの置き換えが必要な気がします。だって拓跋珪、晩年に宮殿とか建てまくりだったものね。そんな根っこの贅沢して、末端で素朴? いやいや、おかしいでしょそれ、ってゆう。いや文字通り読んでもいい気はするんですが。ただ、拓跋珪まわりでやけに詳細な話を聞かされると、その段階で眉につばを付けるべきな気がしてしまうのですよね。
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