拓跋嗣13 祠黄帝廟

4 月、拓跋嗣たくばつし白亜栗斯はくありっしを討伐するため、公孫表こうそんひょうら五將を派遣した。河南かなんの流民二千世帯あまりが帰属した。白亜栗斯が頭目から引きずり下ろされ、劉虎りゅうこが立てられた。東晋より使者があった。


5 月、拓跋嗣は参合陂さんごうはの東を抜け大寧だいねいに出た。四岬山ししんさんにて狩りをした。


6 月、去畿陂きょきはで漁の儀式に参列。濡源だげんに出て立蜯臺りつほうだいを立てる。頹牛山たいぎゅうさんで白い熊を獲得。赤城せきじょうに出ると,地元の長老らに接見、暮らしの苦しさなどを問う。そこで一年分の年貢を返却した。南に出て石亭せきていを抜け上谷じょうこくでも長寿の老人や地元の賢人らと接見。ここでは納められていた年貢のうち半分を返却した。涿鹿たくろく橋山きょうざんでは溫泉を見、また使者を黃帝こうてい廟に遣わせ、祭祀を行わせた。歷山れきざんに登り、しゅん廟を祀った。




夏四月,詔將軍公孫表等五將討之。河南流民二千餘家內屬。眾廢栗斯而立劉虎,號率善王。司馬德宗遣使朝貢。己卯,車駕北巡。五月丁亥,次於參合東,幸大寧。丁未,田于四岬山。六月戊午,幸去畿陂,觀漁。辛酉,次于濡源,築立蜯臺。射白熊於頹牛山,獲之。丁卯,幸赤城,親見長老,問民疾苦,復租一年。南次石亭,幸上谷,問百年,訪賢俊,復田租之半。壬申,幸涿鹿,登橋山,觀溫泉,使使者以太牢祠黃帝廟。至廣寧,登歷山,祭舜廟。


(魏書3-13)




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