拓跋嗣12 白亞栗斯
415 年、
2 月、
3 月、詔勅を下す。「刺史や守宰に職務怠慢のものが多くあり、都度罰を下しては来たが、未だ改善がみられぬ。今年なおも怠慢が続くようであれば家財を召し上げることとする。その際に民より徴発したものを充てようとするのは認めない」
河西にて飢饉の被害に遭った胡族らが
二年春正月丙辰,車駕至自北伐,賜從征將士布帛各有差。二月丁亥,大饗于西宮,賜附國大、渠帥朝歲首者繒帛金罽各有差。司馬德宗琅邪太守劉朗,率二千餘家內屬。庚子,河西胡劉雲等,率數萬戶內附。甲辰,立太祖廟於白登之西。三月,詔曰:「刺史守宰,率多逋慢,前後怠惰,數加督罰,猶不悛改。今年貲調懸違者,謫出家財充之,不聽徵發於民。」河西飢胡屯聚上黨,推白亞栗斯為盟主,號大將軍,反於上黨,自號單于,稱建平元年,以司馬順宰為之謀主。
(魏書3-12)
劉朗の二千世帯あまりと劉雲の数万世帯が併記されている辺りに、「どれだけ我々の威光が島夷にまで及んでいるか」を強調したい印象もありますが、にしたって世帯数に差がありすぎでしょうがよオイという気がしてなりません。しかし三月の詔勅って「地方統治が上手くいっていません」という告白だけど大丈夫なのかな。
なんか拓跋嗣のパートに入って、バラマキはするわ地方統治官がうまく機能してないと書かれるわで、本当に大丈夫この国……? とそわそわせずにいられません。いや、本当に大丈夫……?
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