拓跋珪46 史臣評
史臣、
その中にあり、
即位後も天下平定のためいとまなく各地に行幸されるも、さりとて国内向けの文治のための制度策定に意を砕かれ、結果民は陛下の庇護のもと、夭逝の苦難を受けることもなく過ごせている。
不世出の神武、それこそが陛下のお示しになったものである。しかしそんな陛下であっても、不慮の災いを避けることは叶わなかった。さても人事をなし切ることが出来ていなかったのであろうか、それともまさか、あれが天意だとでも言うのだろうか。だとすれば、なんとも天は残酷なのか、あぁ!
史臣曰:晉氏崩離,戎羯乘釁,僭偽紛糾,犲狼競馳。太祖顯晦安危之中,屈伸潛躍之際,驅率遺黎,奮其靈武,克剪方難,遂啟中原,朝拱人神,顯登皇極。雖冠履不暇,栖遑外土,而制作經謨,咸存長世。所謂大人利見,百姓與能,抑不世之神武也。而屯厄有期,禍生非慮,將人事不足,豈天實為之。嗚呼!
(魏書2-46)
魏収さんはどのツラ提げてこれを書いたんだろうね……ふっつーにインガオホーやんすけ。わかっていながらなおこれを書いたってことなんでしょうけど、いやはや。
なかなかに香ばしい史臣評を読んでニコニコし、続いて
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