勃勃7 嶺北戦記 3
劉勃勃は攻め手を緩めない。
劉勃勃のもとに降ったかに見せた
後秦将の
遣其尚書金纂率騎一萬攻平涼,姚興來救,纂為興所敗,死之。勃勃兄子左將軍羅提率步騎一萬攻興將姚廣都于定陽,克之,坑將士四千餘人,以女弱為軍賞。拜廣都為太常。勃勃又攻興將姚壽都于清水城,壽都奔上邽,徙其人萬六千家於大城。是歲,齊難、姚廣都謀叛,皆誅之。姚興將姚詳棄三城,南奔大蘇。勃勃遣其將平東鹿奕於要擊之,執詳,盡俘其眾。詳至,勃勃數而斬之。
(晋書130-7_肆虐)
後秦載記ではニ城と記されているところが頑なに三城となってるの、これ、獲得した際にぼつぼっつぁんが改名したんですかね? 統万城みたいな厨ニセンス大爆発な名付け方しちゃうメンタリティになら十分に有り得る話です。つまり、ここでもやはり晋書はもと記述をあくまで尊重している、と。いや編纂の時にすり合わせができなかっただけなのかもしれませんが。
ただ、元記事が食い違ってる際に、下手に「どちらが正しい」という態度は取ってはならない気もするのですよね。そう書かれたことには理由があるはずで。資治通鑑が編纂されたとき、この辺をどのような手続きで統一していったのかは気になります。
それにしても姚興、ぼつぼっつぁんをどうにかしたかったら焦土作戦以外なかったでしょうにね……ゲリラ作戦したい放題なところに自分から突っ込んでいくって、そりゃもう勝ち負けどころの話じゃねーですわ……。
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