第33話

[恭華side]


今、私は勉強している………もう成人して大人なのに……


ポカッ と 叩かれた、私を叩ける存在など 一人しかいない。


「 ほら、余計な事を考えるな !

お前達恭華と光介は 中学を卒業すらしてないんだ 私が 高校卒業までの勉強を教えてやるから 有りがたく集中しろ ! 」


お母さん元 教師が 私達の前にいた

確かに 中学生の時に 突然、異世界召喚拉致され中学を卒業すらしてないけど…………

やっと勉強から解放されたと思っていたのに ユリリンのせいで こんな目に有っている

ユリリンめ ! 覚えておけ………


バッシーン ‼️


「 いっータァーい ‼️ なによ その巨大な“ハリセン”は ‼️」



「また、悪い事を考えているからだ ‼️

この バカ娘め ! お母さん、情けなくて 涙が出てくるわ ‼️

婿殿光介は 真面目なのに いったい 誰に似たのかしら ? 」


お母さんあんた以外 いないでしょう ‼️‼️



バッシーン ‼️


「 また、叩いたぁー‼️ 今度は なによ ! 」


「 どうせ 私に似ているからだと思っていたんだろう !

親子なんだ、お前の考えなど お見通しだ 」



隅の方から視線を感じる ふと そちらに視線を むけると ユリリン達 四人の幼女が “ニヤニヤ”しながらこちらを見ていた。



おのれ ‼️ “ この恨み はらさで おくべきかぁ ”



バッシーン ‼️


「 本当に 反省しないな ‼️

反省するなら “猿”でも できるぞ ! 」



「 お母さん ! あの四人の幼女は 勉強しなくて いいの ! 」



「 まったく、このバカ娘は !

ユリリンちゃん達、四人は 神様だけあって 大学生レベルの知識は 最低あるぞ !

簡易なテストをしたが 四人とも 満点だった 」



そうだった ユリリンの奴は 頭だけは良かった。

なら双子のエリリンは もちろんだが 残りの二人も有名な女神だから 頭が悪い訳ないか


もう一度 視線を向けると 幼女化した アテナ と エリスが 『あっかんべー』をしていた



ムッかぁー、 あの駄女神どもめ !覚えておけよ

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