第34話

[ユリリンside]


妾達は 恭華が 麗華れいかに 絞られている様子を暖かい目で見ていた。


「 妾の言った通りじゃろぅ

麗華なら 恭華を更正できるのじゃ ! 」


「 うーん 確かに麗華は素晴らしいけど あの大魔王悪魔が真人間に 成るかしら ?」

アテナちゃんが 懐疑的かいぎてきなのじゃ


「 そうね 私も アテナと同意見だわ

あの悪魔恭華が 簡単に更正するとは思えないわ」

エリスちゃんもアテナちゃんと同じなのじゃ


そうしていると 麗華がこちらに来たのじゃ


「 いらっしゃい。 恭華と 光介くんは 勉強中だけど、遊びに きたのかしら ? 」


麗華が 聞いてきたので ジパングで買ってきた『 不九家ふくや』のケーキの 詰め合わせを 渡したのじゃ


「 今日は お礼にきたのじゃ♬

麗華には 苦労かけるので お詫びの品なのじゃ 」


「あらあら、悪いわね

ユリリンちゃん達のせいではなく 彼方あちらの“ヒト族”が勝手に異世界召喚したんでしょう。

寧ろ、会えないと思っていた娘に会わせてくれてお礼したいくらいだわ 」


アシュトンが麗華からケーキの詰め合わせを 受け取ったのじゃ


「 せっかく来たのだから 御茶でも 飲んで行ってね、頂いたケーキで 悪いけど 御茶受けに 食べて行ってね」



「「「「ワーイ😆🎶✨」」」」



「「 麗華は 良い人ね ‼️」」

アテナちゃん と エリスちゃんが 喜んでいたのじゃ






アシュトンが 御茶 と ケーキを用意してくれたので、妾達は 四柱で “ティタイム ” を楽しんだのじゃ



「 ねぇ 私達の分はぁ ? 私達も そろそろ 休憩して御茶したいんだけどぉ 」

恭華が 妾達を見て羨ましがっているのじゃ


「 恭華は そのノルマが 終わるまで我慢しなさい

婿殿光介は 悪いけど恭華に付き合ってくれる 」





[ 恭華side]


クソォー ノルマって まだまだ 終わらないじゃない

私も ケーキを 早く食べたいよぉー

そうしていると光介が


「 僕も 付き合うから 頑張ろう 」

と 言ってくれた

自分の分は 終わっているのに 流石、私の旦那様 !優しいわ


ユリリン達 幼女神達が 私達を 羨ましそうに見ている。

だから 見せつける様に 光介に抱き着いた


「「「「 アッアァー ! 」」」」


どうだ ! 羨ましいだろう !



バッシーン バッシーン バッシーン ‼️‼️‼️


「 親の前で イチャつくなんて 良い度胸しているな、このバカ娘め ! 」



お母さん、ヒドイ ‼️

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