第29話

[アテナside]


見てしまった。

確かに少し乱暴だけど親子のコミニュケーションに見えないこともない。


私は お父様に呑み込まれたお母様から産まれ、お父様の頭を かちわって産まれた為 お母様とコミニュケーションをとった事はない


お義母様女神 ヘラとは敵対してはいないけど、決して良好とは いいがたいわ


見ていて少しうらやましくなった


ユリリン

「 どうじゃ 麗華真·大魔王は問題ないじゃろ ! 」


小さな胸を張り どや顔で言うユリリンに

少し『イラッ』💢としたが、ここは黙っておきましょう


エリス

「 それなら あの大魔王恭華は どうなのよ ! どう見ても 性悪にしか見えないわ………邪神の私が 言うのもなんだけど 」


ユリリン

「 確かに恭華は 意地悪なところばかりだけど、たまには優しい(?)のじゃ 」


アテナ

「 だから なんで疑問系なんですか ? ユリリン 」


ユリリン

「だっ 大丈夫なのじゃ ! 光介魔王は 常識人だし 優しいのじゃ

それに加えて 母親の麗華真·大魔王が 手綱を握ってくれる約束をしてくれたのじゃ !

恭華は麗華に逆らえないから大丈夫なのじゃ !」


エリリン

「 でも ユリリン ! 恭華は ずる賢いから また変な『策」でも 考えるんじゃないかなぁ ? 」


「「「………………………………………………」」」


ユリリン

「たっ 多分、大丈夫なのじゃ !麗華は 恭華の悪巧みなんかに負けないのじゃ ! 」


そこに アシュトンが メイドを引き連れてきた


アシュトン

「 邪神 ユリリン様 、女神 エリリン様

こちらで 御茶になさいませんか ?

お連れ様の分も用意してあります 」


ユリリン

「 わかったのじゃ !

エリリン、アテナちゃん、エリスちゃん も あっちで 御茶にするのじゃ

この魔王城の 御茶 と 御茶菓子は ジパングから買って来たから絶品なのじゃ 」



アシュトン

「 アテナちゃん、エリスちゃん とは もしかして………」


ユリリン

「 女神 アテナと邪神 エリス なのじゃ 」


アシュトンと いう魔人が 汗だくになり 小刻みに震えている

そう これが本来の反応だと思うのです


普通 神でもない 魔族が女神に喧嘩聖戦を売ることじたいが異常なのです


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