第1話


幼女邪神は、必死に僕らを女神の元に行かそうとしているけど、あの女神より コチラの邪神ちゃんの方が遥かにましのような気がする。


どうやら女神側と邪神側、どちらに付くかは自由のようだ。


女神が物凄く醜悪しゅうあくな顔をして、コチラをにらんでいる。

アレを見ただけでも 邪神ちゃんに味方した方が良さそうだ。



邪神ちゃんはあきらめたように


「 お主らも物好きよな、妾は邪神 ユリリン。

魔族側を支援する神じゃ、別にヒト族を滅ぼす必要は無いが………

これは『 ヒト族 VS 魔族 』 どちらが勝つか ? 神族のゲームなのじゃ。


お主らには悪いが拒否権は無いのじゃ !

もう、女神の元に戻っても あの性悪女神のことじゃ、たぶん ひどい目に合うのは間違いないじゃろう………どうするかは、お主らしだいじゃ 」


僕らは相談して邪神ちゃんの側に味方することにした。

そして、邪神ちゃんに『 スキル 』を貰ったんだけど………何か、おかしい ?


「 細かい事は、向こうの魔族に聞いて欲しいのじゃ

妾もひまを見つけて遊びに行くから楽しみに待っているのじゃぞ」


邪神ちゃんが笑顔で手を振ると女神側も手続きが終わったのか 僕らは再び光に包まれた。


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