第12話王国騎士 ①

殴り飛ばされて 気絶した騎士を 仲間の騎士達が唖然と していた



突然 パスタ三騎士(私 こと 葵の命名)が 剣を抜いた


「 王国騎士に 恥を 掻かせるとは 覚悟が 出来ているんだろうな !」


ものすごく 怒っているけど 少しも 恐くない


「 その言葉 そっくり返すわ こんな街中で 剣を抜くとは 殺されても 仕方ないわよね !」


私が 少し怒気を 込めて言うと 顔を 赤らめて


「 おっ 女ごときに なにが出来る !

ましてや 職業が『村娘』などに 舐められてたまるか 」



この世界の女子は しらないけど

ジパングの女は 強いわよ !



茜 も 薊 も殺る気 満々だ



だけど そこに 王子が 出てきた


「 王国騎士さま が 村娘の 女の子達に 剣を むけるのか


どうやら この世界では 騎士道などは ないようだな

少しでも プライドが あるなら この見習い勇者が相手をするけど どうする ?


それとも 見習い勇者の 俺様が 恐いか ! 」



王子の 挑発に乗ったのか パスタ三騎士の敵意が王子に むかった



「 見え透いた挑発だが のってやる 見習い勇者なんてふざけた職業に 舐められてたまるか !」


「 隠れて 見ていたから お前の 攻撃が 当たらないのは解っているんだ 俺達に 勝てると 思うなよ ! 」



「 少々 堅いようだが 俺達の ミスリル製 の剣には通用しないぞ 」


デューク、ギルバート、ポール、の剣が 王子に向けられた


王国騎士 の 群れ が あらわれた


王国騎士 デュークは にらんでいる


王国騎士 ギルバートは にらんでいる


王国騎士 ポールは にらんでいる



デューク の 攻撃

王子に ダメージを あたえられない


ギルバート の 攻撃 改心の 一撃

王子に ダメージを あたえられない


ポール の 攻撃

王子に ダメージを あたえられない


「 なんて 堅さだ ダメージが まるで通らないぞ 」

ギルバートが 叫んだ



「三人で 『あれ』をやるぞ !」

デュークが 命令した


王国騎士達 の 合体攻撃


「「「 ジェット サンダー アタック 」」」


改心 の 一撃


王子に ダメージをあたえられない



「 嘘だろう ? 俺達 王国騎士の 奥義だぞ

かすり傷一つ あたえられないなんて !」


ポールが 震えながら言った


「 だが アイツの攻撃は 当たらないから 引き分けに

持ち込めるぞ 」


デュークが 半笑いで 言う


「 今度は 俺様の番だな 『 ウォーター ボール』」

手に収まる位の 水球が 出来た


「 生活魔法だと ! そんな 魔法で なにが出来る

そんな魔法は 庶民でも できるぞ ! 」

ギルバートが 馬鹿にした


水球は どんどん 大きくなる


どんどん どんどん 大きくなる


やがて 巨大な 水の塊が出来た


王子 の攻撃


巨大な水球が 三人の 王国騎士を のみこんだ


三人は 水の中で もがいている


三人は 水の中で 溺れている


三人は 水の中で ちからつきた


「 伊達に ラノベを 読みあさってないよ

生活魔法も 使いようだということだ 」


王子が 誇らしげに 言った

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