残念勇者の物語

第9話初めての戦闘

「 囲まれて いるわ ！ みんな 気をつけて ！」

わたしは 緊張しながら 声をかけた

「へっ……おおきなウサギだぁ ………角が無ければ可愛いのに ！ 」

茜が のんきな事を言っている

「 俺様が 前に出る 葵、茜、薊、は 背中合わせになって 隙をみせるな ！ 」

今日は、いつになく頼もしい 王子がいる

（☆戦闘シーンは 某ゲーム みたいにしました）

★トツゲキウサギ Aがあらわれた

トツゲキウサギ Bがあらわれた

トツゲキウサギ Cがあらわれた

トツゲキウサギ Dがあらわれた

トツゲキウサギ Eがあらわれた

トツゲキウサギ Fがあらわれた

トツゲキウサギ Gがあらわれた

トツゲキウサギ Hがあらわれた

トツゲキウサギ Iがあらわれた

トツゲキウサギ Jがあらわれた

王子達は 囲まれている

トツゲキウサギAの攻撃

王子にダメージ 0 トツゲキウサギは 反対に

ダメージを 100受けた

トツゲキウサギBの攻撃

王子にダメージ 0 トツゲキウサギは 反対に

ダメージを 100受けた

王子の攻撃

トツゲキウサギに当たらない

「王子 かたーい ！ ウサギ達に 集中攻撃を

受けているのに ダメージが少しも通らないよ」

茜が 感心したように言っている

「私達に攻撃して来ないのは 王子のスキル ？

それとも 王子が私達の中で 一番弱いと 判断したから ？ 」

薊が 首を傾げながら言う

「多分 後者ね 私達は王子に体当たりして

気絶したウサギに止めを刺しましょう 」

私は 二人に 声をかけた

あいつは 私達を 只の村娘だと思っているはずだから 今は大人しくしてよう

トツゲキウサギ達は 全滅した

「フーッ ようやく終わったか 葵達は 怪我をしてないか 」

王子が いつになく頼もしい 事を言っている

「 私達は大丈夫だよ～ 王子 護ってくれてありがとう 」

茜が ニッコリ笑いながら言う

「 ウサギ達は 血抜きを してしまおう

王子は 周りを警戒していて ！

血抜きは 私達で やるから 」

薊が 冷静に言った

「 よし ！ これで クエストの ノルマ達成ね

皆 かえるわよ 」

私は 皆に声をかけ 意気揚々として帰った

冒険者協会で 換金した後

私達は 汗を流しに 公衆浴場に向かった

王都だから 公衆浴場が あるけど 宿屋 や

地方都市には ない所の方が多いらしい

私達は お風呂に 入った後 宿屋に 戻り始めた

「 意外と 綺麗な浴場だったね」

茜が 嬉しそうに言う

「 これで 冷やしたコーヒー牛乳 か フルーツ牛乳が あれば満天」

薊は 少し不満そうだ

「 それよりも メシにしようぜ 俺様 腹がへってるから 急ごうぜ 」

王子が 急かすので 皆で 宿屋に 帰った

宿屋で食事をした後 王子の部屋で 情報の整理などをした

「この世界のお金の単位は『エンジャー』

1エンジャー が 私達の世界の 1円にあたる

王城で 貰ったのが 一人あたり 五万エンジャー」と 茜の報告

「 ケチだわねー ！ 人を拉致しながら 録に謝りもせずに これだけしか寄越さないなんて

天使が 言うように さっさとこんな国 でましょう 」

私は 腹をたてながら 皆に いった

まあまあ ……と言う感じで 茜がわたしをなだめる

「それで 他になにが わかったんだ」

王子が聞いてきたので

「 まず この世界の ヒト族のおおきな国は

『王国』『帝国』『聖国』と 小さな国が

あるそうよ

あのクズ王は 魔王が 攻めて来るような事を

言っていたけど その様子はないようよ

むしろ 大国同士 三つ巴で争っていて 国境で

小競り合いは おこっているそうよ

だから自分達の軍隊や 兵達を 動かしたくないようよ」

わたしの報告はこれで よし

「この 王国は 税金は高いけど 治安はひかくてきいいらしい

王族 や 貴族は クズだけど 民間人は ひかくてき マトモ」

薊の報告が おわった

その時 私の スマホに メールがきた

天使からだ

まず 駄女神が まだ引きこもってでて こないこと

『聖国』の異世界召還は失敗したこと

そして その際に 召還装置は 逆流した魔力で

爆発したので 二度と異世界召還はできなくなったこと

『帝国』は 一応 成功したものの 召還したのが

異世界の勇者で 魅了スキルで 召還されてすぐに

王妃 や 王女達 女貴族 女騎士 を 魅了しようと

したので その場で 処刑されたそうだ

何でも 精神攻撃をふさぐ装置が城にはあるそうだ

天使達は 急いで 召還装置を 封印したそうだ

『王国』の召還装置は 別の天使が 破壊したとのこと

そして 魔王の国に 私達の世界の人達が滞在してること

私は その内容を みんなに 伝えた