応援コメント

第29話」への応援コメント

  •  そうですね。
     単純にハルカの異常性に病院連れて行くべきだとは思っておりましたが、それが本人にとってどれだけ人生の弊害になっていたのか、そこまで考えてませんでした。

     まわりは考え方も倫理観もまるきり違う宇宙人ばかりで、その中に一人放り出されているような感覚だったのでしょうか。
     自分の求めることが何故いけない事なのか、全く理解出来ないというのは不幸なことです。 
     近親相姦以前に、嫌がる相手(今はただシンイチの頭が曇っているだけと思っている?)を無理やり自分のモノにする考えでは、決して幸せにはなれないということにも気づけない。
     そう考えるとハルカも哀れな子に思えてきました。

     母親が世間体や父親になんと言われても、あの時病院に連れて行ってくれれば、こんな悲劇は免れたかもしれないのに。
     その母親も自ら行動しようとはせず、不満を募らせながらも諦めてまわりに流されていく。まるでDVの被害者のよう。
     色々な負の細流がここで大きな沼を作っているように感じました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    明らかに異常な行動をとる妹ですが、彼女の言い分にも少しは真実が混じっていたのかもしれないと考えると、ハルカ自身が哀れな存在たり得るのですが、でもだからといって兄相手にしでかしたことの言い訳にはならず……

    なんだか歪んでいる母親も、一方的な被害者とも加害者とも言えず。

    それぞれの濁った水が流れつく先にあるのは巨大などろどろの沼みたいなものでしょうか。