第41話真弓 さくら 栞 恭介 デートする


僕が あの変態から救出されてから 幼馴染み達の様子がおかしい。

特に 真弓 さくら 栞 がよりべったり離れなくなった。

どうやら 僕が拐われたのがショックだったようだ。

なので 愛ちゃんの 勧めで彼女達と デートすることになった。

そして今、 四人で お出かけしたわけなんだけど僕達は、 四人共 小さいので 皆で手を繋いで歩くと周囲の人達の目が 生暖かい気がする。


最初は 栞ちゃんの希望で 本屋さんデートだ。

栞ちゃんが 良く行く『くまくま書店』に 来た。

ここは 僕の好きな『ラノベ』が充実しているらしい。


「 皆には 内緒ですよ 」


どうやら好きに選んで良いらしい

優しいなぁ~ 栞ちゃんは 僕に アマイ

と いうか今日 一緒にいる三人は 全員 僕に甘い。

だけど 僕は知っている

ここで 調子に乗って 大量に買うと 他の幼馴染み達に没収されるだろう……ということを

なので 2~3冊で 我慢しよう。

前世では たまに大量に買っていたなぁ~

部屋を 埋めつくしていた あの本は どうなったのかなぁ~


「恭ちゃん どうしたの ? 大丈夫 ? 」

真弓ちゃんが 心配そうに聞いてきた。


「 うん 大丈夫だよ どれにしようか 迷ってただけだから 」


あぶない あぶない 今はデートに集中しないと彼女達に失礼だよな。


そうしたら 転生前に 読んでいた『ネット小説』が 書籍化されていたので 買うことにした。


気になってたんだよねー

ア〇アちゃん と ロ◌ズちゃん のその後の恋の行方。


僕が 選んだ本を見た 栞ちゃんが

「恭介君は そういうお話が 好きなんだね

私も そんな優しいお話が すきですよ 」

と、 ステキな笑顔で話してくれた。


次は さくらちゃんの希望で お薦めの甘味屋さんにきた。


僕を囲む様に皆が座り注文した。

僕が チョコレートパフェ

さくらちゃんが バナナパフェ

栞ちゃんが イチゴパフェ

真弓ちゃんが フルーツパフェ


いや~ おっさんの時は 食べたくても恥ずかしくて、食べられなかったけど 今の容姿なら 堂々と 食べられるね。 僕は思わず、


「神に感謝を ! 」

グ◌コの ポーズをとった !

これ、わかる人 この世界には居ないんだろうなぁ~



離れたところで、

「 ブッ フォッ 」 と吹き出す声がした。




[冬香side]


今日 兄さん達のデートの護衛の為

私と お姉ちゃん 姫子さんで 少し離れた所から様子を 見ていたのですが………



いきなり兄さんが立ち上がり

「 神に感謝を ! 」

と グリ□のポーズをとった !

「ブッ フォッ」

私は 思わず吹き出してしまいました。


兄さん………あなたは いきなりなにをするのですか !

不意を突かれて 笑いを押さえるのが 苦しいです


兄さんも 転生前に あの異世界で下剋上する女の子の物語を 読んでいたのですね。

それとも アニメかなぁ~


どちらにしても また兄さんの事が解って嬉しいですね。

だけど そんな私や 兄さんを見て お姉ちゃんや姫子さんが けげんな顔をしています。


これ どう説明しようか ?



[冬香side 終わり]


お店を 出ようと レジに 行こうとしたら 双子の幼い姉妹が、デザートを 沢山食べたみたいだったが 様子が おかしかったので 聞いてみると、どうやら お金を忘れたらしいので 僕達でお金を出しあって、 おごることにした。


「 ありがとうなのじゃ 恭介 ! 」


双子の姉妹の一人が そう言って手を振りながら帰って行った。



あれ ? 僕 名前を教えたかなぁ~ ?






最後に 真弓ちゃんの希望で ゲームセンターに来た。


最新の 『VRゲーム』が 有るので 皆で カプセル型のコントロール室に 入った。


おぉー 夢の バーチャルゲームだ

転生前は 小説や漫画、アニメ の話だけだったけど、まさか play できるとは 転生してよかった。


ゲームの内容は 『剣 と 魔法の世界』

そこで 皆で バトルをした…………その結果


1位 真弓ちゃん

2位 さくらちゃん

3位 栞ちゃん


ビリ 恭介


解っていたさ 悔しくなんかないんだからね !


真弓ちゃんの動きなんか まるで反応できなかったなぁ

まるで あのアニメの『紫の剣士』みたいだった


こうして 僕らのデートは無事に終了した。


一方 その頃


[ 愛、舞、美衣side]


「 皆が 出かけている間に 仕上げるわよ ! 」

愛が 号令をかける



こちらでは学園中等部のアイドル『茨城 恭介』の 写真集を作成していた。

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