第10話 そうだ 学校に いこう! ①

今日から 学校に 行くことに なった。


記憶 を 取り戻してからの 初めての 登校


だ。 父さん が 心配して 車 で 送って くれ


る ことに なった。




おーっ 凄い 昔(転生前 ) に 見た 未来


の 車だ!


春姉 と 冬香 と いっしょに 乗り込む


父さん が ハンドル から 手を 離している


自動運転だ !!



こちらの 世界 では 実用化 してたのか。


つまり この世界は科学が発達 した世

界なのかな ?



まさか どこかの ラノベ や アニメ みたい


に 科学と魔法が混在する世界じゃないよな。


これは 『 押すなよ ! 押すなよ ! 』と


言って 押してしまう 『 フラグ 』 じゃな


いよな。





そうしている内に 校門前 に 着いた。



ーーー 国立 関東ときめき 学園 ーーー








おい ! 『 ゲーム 開発者 』 か 『 ラノベ


の 作者 』 か 知らないが これは ないだろ


う ! ベタ 過ぎるだろうが !!






「 いつまでも 門 の前 に いないで 早く 校舎 に いきなさい。 」


父さん が 心配そうに 言った。



「「「 いって きまーす ! 」」」



僕達は 校舎 に 向かって 駆け出した。




この 学園 は 幼稚園 から 大学院 まである


一貫校 だ。 僕達は 小学部 の 方に 向かっ


た。


僕 と 冬香 は 一年生 の 教室 に


春香姉さん は 二年生 の 教室に




それぞれ 入った。少子化 のため 一学年


に 一クラス しか ない


それぞれ 一クラス 三十人位だ。




もう すでに 何人か きているみたいだ。



「 おにいちゃん ! 」


「きょうちゃん ! 」




さくらちゃん と 真弓ちゃん が 後ろから


飛び付いて きた。





「 きょうすけくん おはよう 」



しおりちゃんが 先に 来ていたのか あいさつ


してくれた。




「 栞ちゃん おはよう 」



僕に 抱き着いている 二人 を 冬香 と 愛ち


ゃん が 引きはががそうと した。



「 おはよう きょうすけ 」


「「 おはよう きょうすけ 」」




愛ちゃん と 舞ちゃん 美衣ちゃん が あい


さつ してくれた。



「 愛ちゃん おはよう」


「 舞ちゃん 美衣ちゃん おはよう 」



愛ちゃん が さくらちゃん を 捕まえて


「 さくらちゃん も はなしなさい ! きょうすけ も 困る でしょう。」



ブー さくらちゃんが むくれている



冬香 も 真弓ちゃんを 捕まえて


「 真弓 ちゃん も 離しなさい 兄さんが 困っているでしょう。 」


しぶしぶ 離した 真弓ちゃんが


「 きょうちゃん ごめん そして おはよう」




これが いつもの行事だ。








「 それ 何て言う 『 ギャルゲー 』 と 聞


かないで 欲しい。 むしろ 僕 が 聞きたい


よ !









こうして 朝 は 過ぎていく。

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